師走の夜に

師走に入って、本当に朝晩の冷え込みが激しくなり、体が冷える季節になりました。
暗くなるのが早いので、会議が終わって校長室に帰り、ドアをあけたら、
窓の向こうの生活会館が明るいのに気付きました。

2017年の最後を飾る中学2年生の入寮が今日から始まりました。
今回の入寮で教わるのは、「お葬式の作法」と「テーブルマナー」です。
冠婚葬祭について、生徒たちもいざというときに困らぬよう、所作を身につけておきます。
また、3年のオーストラリア研修で困らないように、洋食のテーブルマナーも学びます。
生活会館で学ぶのは、日本人として知っていなくてはならない作法だけでなく、国際人として身につけておくべき作法もあるのです。
水曜の全校朝礼で、3年生の代表生による「オーストラリア研修報告」がありました。
彼女は、生活会館で学んだ「ベッドメイキング」が大変役に立ったと感想を述べていました。
ホームステイで自分のベッドを与えられ、早速毎日ベッドメイキングに励んだわけです。
そんな時にも焦らずに実践できたことは、ささやかですが確実な自信になったのではないでしょうか。
「生活会館で学んだことは本当に社会に出てから役立っています」
卒業生は異口同音にこう言います。
西遠生たちは、いつか役立つ日々のために、作法の所作と心を学びます。

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1年生の学年集会にお邪魔して、お話をしました。
転んで痛くて泣いたり、一人ぼっちで悲しくて泣いたりした小学生の時から、だんだんと流す涙は変わってくる。
これからは、人の優しさに触れて泣いたり、みんなの団結や達成感で感動の涙を流したりすることが多くなるよ、というお話。
また、意地悪な心と優しい心、どっちを選択するか。
自分が楽な道と、自分は苦労する未知のどちらを選ぶか。
「青春の道場」でその選択を続け、成長してほしいということ。
西遠でできた友達は、一生の友達になるけれど、
それはいとも簡単にできあがる友情ではなく、
一人一人が努力を続け、そういう土台があってこそなのだということ。
・・・1年生の皆さんだけにこんなお話をしたのは、入学式以来のことでした。
今までは、上級生と一緒に聞くお話だから、ちょっと背伸びして聞いてもらっていましたが、
今日は1年生の皆さんへのスペシャルバージョン。
1年生の皆さんが教室に帰ってどんな決意をしたのか、
いつか教えてほしいなと思っています。
今週も、卒業生が母校を訪ねてくれています。
先日は、66回生が二人で遊びに来てくれました。
嬉しいニュースも持って。

卒業しても、ずっと友情を育み続けられるのが、西遠の良いところだと思う、と、ある卒業生のお父様もおっしゃっていました。
はい! 私もそう思います。
西遠で出会った友は、「一生ものの友情」で結ばれます!
そうなる日までに、「星の王子さま」と「ぼく」のように
「井戸を探す旅」(=絆を深めるための日々の大変な作業)があるのだと、私は思います。