今日から後期!

1週間の秋休みが終わり、今日から西遠は「後期」です。元気な生徒たちが戻ってきました!
後期始業式を、中高分かれて講堂で行いました。

式の中で、私は「ノーベル賞受賞に見られる世界の現状」「国際ガールズデー」の話題を、中高両方でお話しました。

まずノーベル賞の話題では、中学では、中学までの教科が枝分かれして高校で学ぶ科目が増え、さらに大学では…という「学問」の広がりや深さについて話をしました。高校では「平和賞」がどんな人や団体に贈られるかで世界の現状が見えるというお話を中心に。「記憶しているノーベル賞受賞者や団体はいますか?」と高校生に聞いたとき、やはり最初に挙がったのは、マララ・ユスフザイさんでしたね。彼女の本を読んだ人も多く、一番親しみを感じる年齢の受賞者なのでしょうね。そして、それだけ、広く世界に影響を与えた人だということもできるでしょう。今年は2人のジャーナリストが受賞しました。それぞれ、フィリピンとロシアで、政府を批判する勇気を持ち、表現の自由を守る姿勢を貫いているお二人です。ジャーナリストが受賞するということは、世界で「表現の自由が脅かされている」ことに対し、「表現の自由を守ることは平和につながる」ということをノーベル賞が訴えているように思います。

また、昨日10月11日は「国際ガールズデー」でした。 女子の権利とエンパワーメントのために制定されたこの日は、 まさに10代の西遠生たちには「私たちの日」として覚えてほしい記念日です。中高の式で、一人の女性を紹介しました。「2021年UNHCRナンセン難民賞アジア地域賞」を受賞したアフガン難民の産婦人科医サリーマ・レイマンさんです。UNHCRの記事はこちらからどうぞ。 難民キャンプで生まれたサリーマさんは、幾多の困難を乗り越えて、女性医師として活躍し、たくさんの命を救っています。彼女の不屈の精神と、彼女の父親の「女子の教育」への熱い思いを、ぜひ生徒たちにも知ってほしいと思いました。サリーマさんのお父さんがサリーマさんに医師の道を歩ませるよう最善を尽くしたことをこの記事で読みながら、マララさんのお父さんにも通じるものを感じました。

今週は、図書館入り口の「小さな白板」で、#国際ガールズデー の特集を組む予定です。女の子たちへの熱いメッセージを読んで、生徒たちが背中を押され、一歩一歩前に進めますように。

さて、今日は秋空が美しい一日でした。気温は30度に到達したそうですが…。お昼前に、姉妹掃除が始まりました。

1週間ぶりの掃除タイム。外掃除メンバーは、桜の落ち葉との格闘! 15分一本勝負!?

とても一日では終わらない落ち葉掃き。天気のいい日は、しばらく落ち葉との格闘が続きそうな、秋の外掃除です。

こんなふうに始まった令和3年度後期。明日からは授業もスタートです。西遠生の皆さん、時間割が前期とは違っていますよ。間違いなく準備してきてくださいね。