慰霊祭に参列

本日6月18日は、今から73年前の1945年に浜松大空襲のあった日です。
浜松市戦災遺族会が主催する「平成30年度 浜松市戦災死者慰霊祭」が本日ホテルコンコルド浜松にて行われました。
ひどい雨にもかかわらず、式にはご高齢のご遺族も多数参列され、鈴木康友市長や、市議会の副議長による慰霊の言葉、来賓・遺族の献花などがしめやかに行われました。
この慰霊祭では、毎年、市内の中高生の代表が「平和の祈り」を誓います。
今年は、この「平和の祈り」を西遠女子学園高校生徒会長の伊藤奈緒さんが務めました。

伊藤さんは、「戦争はいらないー私たちの戦争体験」(元城校19年会)の本の中から、私たち西遠の先輩である大中香代さんが浜松大空襲の間、夜通し冷たい井戸の中に7人で身を隠し生き延びたことを紹介しました。
そして、西遠の殉難学徒慰霊式にも触れ、若い世代が戦争や平和について考えていくこと、この浜松から平和の尊さを発信していくことの大切さを述べ、「平和の祈り」としました。
大変落ち着き、凛とした態度で言葉を述べた伊藤さんでした。
若い世代のこうした決意は、列席された皆様の心にも残ったことでしょう。
私自身も初めてこの慰霊式に参列させていただきました。
小学校時代の先生が今年もお元気に参列されていて、ご挨拶することができました。
戦争の記憶を風化させてはなりません。
平和な世界を築く、その努力を続けることを、改めて心に誓いました。
今朝、大阪で大きな地震がありました。
ここ浜松でも、東日本大震災の時の揺れを思い出すような、ゆっくりゆっくりとした不気味な揺れを感じました。
その後入ってくる情報で、大阪が震度6弱と聞き、言葉を失いました。
そして、慰霊祭の帰りの車内で、今回の地震で命を落とされた方がある、お一人は小学生であると聞き、大変ショックを受けました。
亡くなられた方に、心よりご冥福をお祈り致します。
けがをされた方々、夜を迎え今も不便な生活を強いられている方々に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く、復旧の、そして救いの手が差し伸べられますように…。
先ほど箕面に住む恩師から無事のメールが届き、「良かった…」と思いました。
今、たくさんの皆様が、ご家族やご親戚、お知り合い等の安否を心配されていることと思います。
こうした心だけでも、被害に遭われた皆様に届きますように。