東京より

東京滞在2日目。
娘につれられて向かったのは、こちら。

東京宝塚劇場でした。
なかなかチケットの取れない昨今の宝塚、
娘のお友だちにとっていただいたチケットで、久々の母子観劇Dayとなりました。
私は特別、宝塚ファンというところにまで至っているわけではありませんが、娘の影響でかなり詳しいことは確かで、母から言わせれば「あなたもファンだわよ」ということになっております。
確かに、宝塚の演目の目の付け所は面白く、ここ数年でも、漫画に洋画、歴史上の人物や、小説の舞台化まで、「これやるの?」と驚かされることもしばしばです。
「カラマーゾフの兄弟」を宝塚がやっちゃうんだと知ったときには、見る前に是が非でも原作を読み終えようと頑張って、いざ読破したら、肝心のチケットがとれなかったというオチがついたこともありました。後にDVDで見た「カラマーゾフの兄弟」は、ミュージカルだし、2時間弱のお芝居に短縮されていたけれど、ちゃんと原作の意図を踏まえた作品になっていて、えらく感動したものでした。
で、今日見ましたのは、雪組公演「一夢庵風流記 前田慶次」「My Dream TAKARAZUKA」。
主演のトップ男役の壮一帆の退団公演です。

「前田慶次」は、戦国時代に活躍した前田利家の甥。傾奇者(カブキモノ)として有名ですね。利家やまつはもちろん、秀吉に黒田官兵衛、直江兼続に、馬(松風)まで登場する「前田慶次」、なかなか大胆でスケールの大きな話でした。
ショーの「My Dream TAKARAZUKA」は、退団する壮さんの心境を歌った「伝説誕生」(なんと阿木燿子・宇崎竜童コンビの作品)という曲もあって、オオバ、まさかの落涙。
宝塚というところは登りつめて去っていくという場所であり、退団公演は卒業するジェンヌさんの達成感や仲間の寂しさなどが混じり合って、それを知る者には格別の舞台となるのです。壮さんはなかなかトップになれずにいた苦労の人。その彼女の引っ張る雪組というチームの結束も素晴らしい!と感じました。宝塚を客席から支えるものは、そういう親心みたいなものかもしれませんね。
夢も、ユーモアも、愛もいっぱい詰まった3時間でした。いやあ、満足、満足。
ただ、次に雪組を見るときには、あの人もこの人もいないんだなあと、少々寂しいオオバです。(決してファンではありませ~ん。)
さて、胸がいっぱいになったあとは、娘と夕食。
なんと鹿の肉をいただきました。
初めて食べた鹿肉。おっかなびっくりでしたが、コクがあって美味しかったです。
その店ではツキノワグマの肉も出したことがあるそうなので、いつか熊肉にもトライする日が来るかもしれません。
うーん、東京にはいろんなものがあるんだなあ…。
おのぼりさんオオバの東京滞在は明日の午前までの予定です。
では、おやすみなさい。
追伸
二枚目の写真は、娘のチョイスです。
何を載せようかなあと相談したら、瞬く間に数冊の雑誌やパンフが集められ、撮影会と相成りました。