卒業アルバムのお話

今日は、トリオで学校を訪れた卒業生が2組。
まずは66回ギタマントリオ。

後輩たちに差し入れ持参!という優しい先輩たちです。
Tさんは、あの雨のひどい日、京都で演奏会だったとか。お疲れ様でした。
続いては、白衣の天使になりましょトリオ。66回。

Nさん、東京みやげをありがとう!
Sさん(のお母さん)、ベルマークありがとうございます!
Aちゃん、ワン君は元気ですか?
みんな夏休みを満喫中。そして、ちゃんと母校を訪れてくれて、嬉しいことです。
「卒業アルバム、まだ届かないよ!」と彼女たち。
もうちょっと待っててくださいね。
一日バタバタと仕事に追われ、月に一度の通院もして、
夕食後、写真の整理などをしていたらば、息子がやってきました。
「物置のベビーベッドもらってっていい?」
ということで、懐中電灯持参で物置を開け、ベッド搬出。
「ここにカロリーヌの絵本ないのかな?」
と、これまた暗い物置を探す息子。
カロリーヌという女の子が主人公のフランスの絵本は、
私たち姉弟も、そしてわが子たちも
その優しさとユーモアに抱かれて育った懐かしの絵本です。
くろねこのノアールや、
縮れ毛のユピー(コッカスパニエル)など、
かわいい動物達とカロリーヌが世界中を旅しては騒動を起こす愉快な絵本なのですが、
その文章表現もかわいくて、気に入ったフレーズを覚え込むほど、お気に入りのシリーズでした。
数年前に復刻版が出たと喜んだのもつかの間、
訳者が違って、ユピーの「おはな くすんくすん」のくだりがないことが判明。
やっぱり昔のでなくちゃ!と思ったのですが、
さて、大庭家のどこにしまい込んだのか…。
息子は生まれ来る我が子をカロリーヌで育てたいわけです。
今夜の探索では見つけられませんでしたので、またの機会に探すことにしました。
探しているうちに、副産物で、こんなものが出てきました。

ありゃまあ、私の卒業アルバムではありませんか。
20代前半からどこかにしまいこんでしまっておりまして、
どこに行ったかと思ってました。
  ※同級生の皆さん、オオバはアルバムを紛失したと言っておりましたが、今夜見つかりました、ごめんなさい。
こんな所にひっそりと「生息」してたんですねえ…ごめんねー。
救出された卒業アルバム、息子が開いて一言。
「・・・白黒じゃん」
白黒ですよ、昭和ですもん!
しかも、分厚い割には、あんまり生徒の活動は記録されていなくて、講演会とか演奏会ばっかり写っているんですねえ(笑)。
お行儀が良いアルバムです…。
それでも、クラブや委員会の集合写真はやっぱり懐かしいものです。
私の若かりし制服姿の写真を見て、息子は
「Nさん(=息子の姉。つまり私の娘。大庭家は伝統的に「お姉ちゃん」という呼び方はしない)とやっぱ似てるね」
と一言。
・・・似てるかなあ?(写真は掲載しませんよ、名誉にかけて。)
娘は悲観するのではないでしょうか??心配です。
もうすぐ66回生のもとに卒業アルバムが届きます。
私の時代とは打って変わって、たくさんのカラー写真がアルバムの中に詰まっています。
それでも、見終わったときには、これだけ・・・?と思うかもしれません。
思い出は、数限られた写真だけで語り尽くせるものではないですものね。
でも、やっぱりこうしてアルバムを久しぶりに開けば、思い出話も湧いてきます。
卒業アルバムって、思い出の入り口なのかもしれません。