「職業を識る」高校1年生

先週の土曜プログラムで、高校1年生は3,4時間目「職業を識る」に臨みました。
当初は「社会人に聞く」というタイトルで始まり、もう10年以上続いているこのプログラムは、浜松ロータリークラブの皆様のご協力を得て行われているものです。
今年も10の企業・病院等の皆様が高1生のためにお集まりくださいました。
生徒たちは、自分の興味や希望進路から、2講座を選んで、その教室に行きます。
資料をいただいたり、スクリーンで動画を見せてもらったり、生徒はそれぞれの教室で、「職業」について深く考えることができました。

ご協力くださったのは、次の10講座の皆様です。
1 (株)蓮池設計様
水に関する設計業務を担うお仕事内容、そして浜松の水道・浄化設備など水まわりの事情などを、詳細な資料を交えて、代表取締役の蓮池康彦様がお話しくださいました。
「設計」と一言で言っても、いろいろな分野があるのだということを知った生徒達でした。


2 グランドホテル浜松様
接客業の礼法や、ホテルの中のいろいろな部署、その仕事内容などを、菅沼様から教わりました。
西遠の入寮で習うお作法は決して厳しいものではなく、実社会でも求められ、大いに役立つことが分かりました!
今、グランドホテルで働いている卒業生の活躍ぶりもうかがうことができました。

3 第一生命保険(株)様
浜松支社の丹野様が、ご自身の勤務地とその時に経験されたご家族や自然災害などの出来事で、実際に保険にどう助けられたのかという体験を分かりやすくお話してくださいました。
保険の大切さを肌で感じた生徒達でした。

4 東京海上日動火災保険(株)様
浜松支店の君島様がお話しくださいました。
時折、生徒たちに問題も出してくださり、グループで話し合う時間もありました。
リスクコンサルティングのお話では、世界各国、例えば、日本・欧米・アジアなどその国々で必要とされるものが違うことも教わりました。

5 浜松労災病院様
看護師の柏木様が、看護師としてのキャリアアップについて詳しく説明してくださいました。
看護志望の生徒は本校にも大在いますが、看護師になってからのことも考えていかなくてはいけないのだ、と具体的に将来を考える良い機会となりました。

6 神経科浜松病院様
看護師の田中様、管理栄養士の山本様など、3つのお仕事の立場からのお話をいただき、病院が様々な職種の方々のチームワークで運営されていること、それぞれの立場でどんな姿勢が求められるのかなどを、具体的に知ることができました。

7 谷島屋(株)様
皆さんが立ち寄る谷島屋書店さん、その本屋さんのお仕事を野尻様が教えてくださいました。
本屋大賞を選ぶことで書店員さんが注目され始めましたが、書店員さんってこんな仕事があるんだ!と納得の舞台裏!
お持ちの本の帯には、野尻様の文章が載っているそうです!

8 (株)ライトハウスエデュケーション様
英会話の塾や留学支援など、教育支援のお仕事をされているライトハウスエデュケーション様。
中高生の教わる英語、小さな子供に教える英語、そういうふうに違うのでしょう。
担当の東山様と実際に英語のゲームをしている生徒たち、とても楽しそうでした。

9 須山建設(株)様
建設業って理系でしょ?男の人ばかりでしょ?と思っている生徒も少なくないでしょう。
でも、一つの会社の中にはいろいろな仕事の分担があります。
文系出身の氏原様が、広報誌や社内報などを作成する立場から、須山建設さんという企業について、親しみやすく説明してくださいました。

10 (株)JTB様
浜松支店で働く本校卒業生の藤田さんが、自身の職業選択のきっかけが中3のオーストラリア研修だったというお話をしてくれました。
西遠の6年間で将来の道へのヒントが実はたくさんあることを知った生徒達でした。

西遠担当の櫻町さんが審査員になって、最後に「オーストラリアの友人を一日浜松でもてなすプラン」のグループ発表を行いました。

10講座を短時間で巡りながら、すべての教室で「ずっと説明を聞いていたい!」と思ったオオバでした。
10代の生徒達には、将来へのヒントが満載されていたこのプログラム、自分では2つしか聞けなかった内容は、ぜひ友達と情報交換をして、自身の未来に生かしてほしいと思います。
10団体の皆様、お忙しい中、貴重なお話をいただきまして、誠にありがとうございました。
素晴らしいプログラムの実現に今年もご尽力くださいました浜松ロータリーの皆様に心より感謝申し上げます。