台風の襲来もあり、休校で当初の予定より一日少ない白板第22週です。
6月1日(月)
雨は止みすなわち雨後のその辻の地に額づいて紫陽花は咲く
江戸 雪

6月初めの短歌は、アジサイの短歌にしました。雨のあと、風雨の影響でしょうか、地面に花を垂らしてしまったアジサイの咲き方に、「地に額づいて」と書く作者。そこに描かれた紫陽花の花に人格があるように感じるのは私だけでしょうか。
6月2日(火)
長い長いエスカレーター降りゆけば未来の基地に呼ばれるごとし
谷岡亜紀

東京に行くと、よく長ーいエスカレーターがありますよね。そんなエスカレーターに乗ってどんどん下に降りていくとき、皆さんはどんな思いに駆られますか? 私はちょっと不安に感じるのですが、作者は「未来の基地に呼ばれる」ようだと歌います。作者の前向きな想像力を素敵だなあと思いました。
6月4日(木)
ゴキブリにスプレー噴射する時が親父の一番輝ける刻
具志川具志男

思わず吹き出しそうなこの短歌、具志川さんって本当に面白い短歌を作りますよね。この短歌が収められている「今日はさしみかった」という歌集は、吹き出すのを抑えながら読みました。6月には父の日もありますので、ちょっと切ないお父さんの歌を紹介してみましたが、いかがでしょう? 偶然この白板を見た男性のお客様も苦笑されていました。

6月5日(金)
パチャパチャと雨の地面にはねるごと高校生のダンスはじける
増井まこと

パフォーマンス大会当日の短歌は、「朝日歌壇ライブラリ」から探しました。朝日歌壇2018年9月9日掲載の短歌です。
元気に踊る高校生のダンスへの情熱が伝わってくるような短歌ですね。
西遠でも、たくさんの生徒たちの熱が舞台から客席へと放たれていました。「踊る」っていいですね。
【お知らせ】
本日6月7日(日)、えんてつホールにて
〈私立中高一貫校フェア〉が開催されています。
小学生の保護者の皆様、ぜひ会場をお訪ねください。

