5月の殉難学徒慰霊式で、生徒会長が読み上げた「私たちの平和宣言」。今、学園内のあちらこちらに掲示されています。

5月16日の講堂朝会では、この「平和宣言」をみんなで声を合わせて読みました。
その時、生徒たちはどんなことを感じたのでしょう。
集会記録で振り返ります。
私は、慰霊式の「平和宣言」の中で、「今日からできることを実行しよう」というところがとても印象に残りました。理由は、私が行動力がなく、深く考えてしまう時がとても多いからです。平和を続けるために、爆弾についてや戦争の恐ろしさについて、私の友人や家族に伝えようと思います。(中学1年生)
平和宣言を聞いて、平和はただ願うだけではなく、自分たちが行動して守っていくものなのだと感じました。特に「当たり前ではない毎日を噛みしめ、周りの支えてくれる方々に感謝して思いやりをもって生活します」という言葉が心に残りました。普段の生活では、家族や友達、先生など周りの人に支えられていることを当たり前に感じてしまうことがあります。しかし、今こうして安心して生活できることは決して当たり前ではないのだと改めて考えることができました。また、「未来を担う一員として今日からできることを実行していきます」という言葉から、平和は大人だけが作るものではなく、私たち一人一人にも責任があるのだと思いました。私も相手を思いやる気持ちを大切にし、自分にできることを少しずつ行動に移していきたいです。(中学2年生)
最初に平和宣言を声に出す時、生徒会長さんがこの平和宣言を簡単な言葉で書いてくれていることに気が付きました。誰にでもわかりやすく、一人ひとりが意識しやすくなっており、これの偉大さに気づけました。(中学3年生)
今回の講堂朝会では、まず全校生徒で「私たちの平和宣言」を読み上げました。初めて聞いたものなので内容を理解するのに少し時間がかかったけど全員で同じ言葉を共有しながら読むことでその内容がただの文ではなく自分にとって大切で守らなければならない約束のように感じました。生徒会長の宣言は西遠生としてどのように平和と向き合いどんな行動をするべきかという思いが込められていて読みながらその重さを実感しました。(高校1年生)
平和宣言ですが、今年は執行部みんなで考え、できるだけ難しい言葉を使わず、わかりやすい言葉でまとめるようにしました。平和でいることがどんなに難しくてありがたいことなのか、今の世界情勢を見ていると感じます。世界では様々な戦争や紛争がある中で、特にアメリカとイランの戦争は世界中に影響を及ぼしています。戦争をするということは、他の国にこんなにも日常生活に支障を来たすんだということを気づきました。やはり、戦争をしないことだけが平和とは限らないですが、遠い国で起きていることなのではなく、私たちが生きる現代社会での出来事というのは、自分事として考えることが重要なのだと思います。そして、宣言をしたからにはこれからの未来を担っていく私たちこそが実行していかなければなりません。まずは、私たち若い世代こそが平和への思いを訴え続け、過去に起きた出来事というものを風化させず、未来へ繋いでいくということが重要だと思います。(高校2年生・生徒会執行部)
全校生徒で声を合わせて読んだ「私たちの平和宣言」が、とても心に強く残っています。声を出して読み上げることで、ただ文字を目で追うのとは違い言葉の一つひとつが自分の心の中にじわじわと染み込んでいくような感覚がありました。生徒会長が述べてくれたこの宣言は、決して他人事ではなく、私たち西遠生全員がこれから向き合い、守っていかなければならない姿勢なのだと背筋が伸びる思いがしました。(高校3年生)


中1から高3まで一人ずつ感想を紹介しましたが、それぞれ心の中で「平和宣言」が息づいていることが感じられました。
6月18日は浜松大空襲の日、6月23日は沖縄慰霊の日です。6月にも81年前の悲しい歴史を振り返るべき日があります。
今、アメリカとイランの間ではようやく戦争終結に向けての動きが始まりました。しかし、イスラエルがレバノンを空爆したり、ウクライナの人々が爆撃で亡くなったりと、今も世界のあちこちで戦闘が行われています。「平和」の実現が容易でないことが、本当に悔しく感じられますが、決してあきらめてはいけないのだと思います。
生徒の感想を読みながら、若い世代のまっすぐな想いこそ、私たちの希望であると感じます。

