夏の思い出

夏休みも今日で終わりです。ちょっと感傷的になりつつ、オオバの夏を振り返ります。

夏休みに入ってすぐ、熊本を大きな地震が襲いました。ちょうど浜松がものすごい雷雨に見舞われている時だったこともあり、私が熊本の大地震を知ったのは、1時間もたってからのことでした。さらに、イオンが爆発したという衝撃的なニュースも入ってきました。地震の被害、猛烈な暑さ、不便な生活…今も熊本各地では平常な生活を送ることができない人がたくさんいます。
さらに、8月13日には、千葉県を大雨の災害が襲いました。水に浸かった車のおびただしい数、テレビ局に寄せられる災害時の生々しい映像…。自分も一人のドライバーとして、こういう災害に見舞われたときに的確な判断ができるのだろうかと怖くなりました。
この夏、自然災害に見舞われ、亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げます。そして、被害に遭われ、今も不便な生活を強いられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
熊本の方々は、10年前の地震の後、「忘れられてしまうこと」を体験したと言います。災害は起きたあとが長いのです。そこには、今もなお、たくさんの方々の不便な生活、ご苦労があります。各地の災害に対し、私たちはそれを他人事にしてしまってはいけないと思います。できることは何だろう?生徒と共に考えていきたいと思います。

私の住む中野町では、毎年8月14日に花火が上がります。中野町煙火大会2026です。昨年、救急車が入る事態になって大会が中断してしまうというハプニングがあり、今年は安全上の理由から、花火の開始と終了の時間が早まりました。毎年、天竜川の堤防土手につくられる桟敷席で花火を見ますが、今年は親族6人で見るという賑やかな桟敷となりました。久しぶりに金魚すくいの屋台にも行き、夏祭りを味わいました。花火の美しさ、煙火大会を盛り上げようとする地元の人々の心意気、地元はいいなあと心から思います。懐かしい人にも会える夜です。

夏には「再会」がたくさんあります。卒業生が母校に来てくれるのは、大変うれしいものです。8月11日には、36歳になる卒業生たちが母校に集いました。懐かしい話に花が咲き、笑いの絶えない時間でした。そのほかにも、友達と連れ立って西遠を訪れてくれた卒業生の皆さん、ありがとう! 先生方は皆さんの元気な顔を見、近況を聞くのがとても楽しみなのです。教え子は教師の元気の素!

小学生の皆さんのいろいろな体験講座や、中学生の皆さんを対象に行った高校オープンスクールも、この夏、西遠で行われました。小中学生の皆さんと話したり、その保護者の皆さんと会話できることも、嬉しい時間です。特に、「図書館たんけん講座」は私自身も準備がとても楽しくて、当日、ハツラツとした小学生の皆さんが本を探し回ってくれて、私も汗をかきながら「探検」のお手伝いができたことは、思い出すだけでワクワク感がよみがえります。

様々な機会に西遠に来てくれた皆さんが、西遠って楽しいなと思ってくれたらとても嬉しいですし、近い将来に西遠の仲間になってくれたら、本当に本当に幸せです。

また、友人とランチができたことも嬉しい時間でした。会いましょう、と誘ってくれたことに心から感謝!美味しいランチをいただきながら、互いの近況を報告できて、私は元気いっぱいになりました。

8月23日には、「ハート・グローバル2026夏in浜松」のショーを愛梨先生と見学しました。たくさんの子どもたちが、体いっぱいで表現する歌・踊りのパワー、とてもまぶしかったです。西遠生もこの行事にどんどん参加してくれたら嬉しいね、と愛梨先生とお話ししました。「失敗しても大丈夫、チャレンジする姿勢が大切!」

旅行に行く、というのは、ここ数年できていませんでしたが、夏休みのはじめに日帰りで東京へ行き、夏休みの終わりに本当に久しぶりに大阪一泊の小旅行ができて、個人的にはとても幸せな時間でした。送り出してくれた家族に感謝です。違う土地に行くという非日常の体験は、心をリフレッシュさせてくれますね。気ままなる一人旅、特に大阪は不案内で、しかも東京と違ってあまり案内板がない!地図や案内板を探してうろうろすること数回、目的地まで一人でたどり着けて、ほっと安心。それもまた1人旅の楽しさです。めっちゃ暑かったけれど…。写真は、大阪三景。新大阪のお寿司、おいしかったです。

やはり、8月は「戦争」「平和」について深く考える時です。8月9日は、母と「被爆81周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」をテレビで視聴しました。写真は、我が家の居間のテレビに映し出された平和祈念像です。今の吾亦紅(われもこう)越しに撮りました。

人類は核の脅威にいつまで怯えなくてはいけないのだろう。命というかけがえのないものを容赦なく奪う兵器を、なぜ日本は作ろうとするのだろう。法の支配を終焉させようとする権力者の横暴をどうやったら止められるのだろう。こういう重い問いについて、周囲の人々とも話をしました。日本や世界の現状に胸を痛めている人がたくさんいます。花拙友人がいることに感謝です。
ニュースを見たり新聞を読んだりして胸が苦しくなった時、私は「微力だけど無力じゃない」という言葉を念じています。できることをするしかない!小さなことでも始めよう、続けよう! 仲間はいる!と。

台湾のオードリー・タン氏が今朝、インタビューで語った言葉を、私は今日ずっと反芻していました。「誰も取り残さない」ことについて、彼はこう語りました。

『長生きする』とは『持続する』ことであり、『繁栄する』とは『発展する』ことでもあります。『誰が勝っているか』を問うのではなく、『まだ誰が取り残されているか』を問うのです。それは全く異なる問いかけなのです。持続や維持を目指すのであれば、誰一人として取り残さないことが重要になります。つまり、皆が共に繁栄しなければならないのです。しかし、AI開発競争や宇宙開発競争のような“競争”に明け暮れていると、ただ勝つことだけが目的になってしまいます。そうなれば、必然的に他者を置き去りにすることになります。
 NHKによるオードリー・タン氏へのインタビュー(8月26日)より

「誰も取り残さない」ことを訴えていく大切さを、夏休みの最後の日に聞くことができ、私は心強い気持ちでいます。明日からも力強く歩んでいきたいと思います。