女子校って面白い! 3

女子校って、おしとやかな人が多い??
うーん、おしとやかにすべき場面ももちろんあり、
作法指導などもばっちり行いますが、
実は、
おしとやかだけではいられないのが女子校です。
高校生の集会記録に、こんな言葉があります。
私は一時期、共学に憧れみたいなものを持っていました。だけど、今は女子校にいられることがものすごく嬉しいです。一つの理由として、変な気を遣わなくていいというのもあります。女子だけだから、力仕事も自分たちでやらなきゃいけないので、ここに入ってから、いろんなことができるようになりました学園祭は個人的にすごく好きな行事で、みんなで、しかも、女子だけで、あんなに素晴らしく、大きく、インパクトのあるものを作り上げられる。それも、一つの女子校の魅力なのかなと感じます。パフォマンス大会の盛り上がりや体育大会の盛り上がり、何と言っても女子の底力、団結力なども、西遠ならではかなと思います。
そう、力仕事も自分たちでやらなきゃいけない!!
気づくと、結構重い物を移動させることが上手になっています。
学園祭前後の机と椅子の移動などを見ていても、
中1の時に苦労してた生徒も、
高校生ぐらいになると、ずいぶん軽やかに机と椅子を持ち運んだりしています。
「こんな重い物、持てなーい」なんて言ってる子はいませんね(笑)。
のこぎりとか、かなづちとか、図面書いたり、立体物を作り上げたり…、
学園祭の準備と片付けでは、西遠の生徒は実によく働きます。


技術の先生に教わったり、男性教員のアドバイスを受けたりしながら、
「やってやるぞ」の気概は十分!
その意気込みと、苦労と、努力の結果、
学園祭では、毎年すごいものが教室に出現するのです。

マチュピチュにも挑戦するし、

平等院も作り上げてしまう!

ダイオウイカだってできちゃいます!

モアイ像など、ホンモノそっくりの質感です。
女の子だけでやり遂げる快感、そして、達成感、団結力!
これに、閉会式での結果発表があり、
自分のクラス名・クラブ名が呼ばれようものなら、
もう涙と歓声の洪水です。
入賞の瞬間、何ケ月分の苦労も吹き飛び、
責任者には「○○ちゃんありがとう!」の声が飛びます。
涙と笑顔でいっぱいの閉会式の後、制作物を壊す作業も、またまた盛り上がります。
泣きながら、笑いながら、巨大制作物を分解し、ごみを分別。
いつの間にか、クラスメイトが、グループを超えてみんな仲良くなっているのです。
実は、クラス担任も、学園祭HR展準備を陰で支えています。
制作物の材料をそろえたり、
資料を調べて責任者にそうっと渡したり、
失敗してへこんでしまった生徒を励ましたり、
時にケンカを仲裁したり・・・。
そんな日々があったからこそ、
入賞の喜びに涙を流す先生もいるのです。
女子校の学園祭には、一人一人の努力と苦労、クラス全員と担任の協力と団結が詰まっています。
西遠、今年の学園祭は、10月3日(土)4日(日)です。
今年の西遠生パワーをどうぞその目でお確かめください!