学園祭を振り返る 3

「学園祭を振り返る」シリーズ第3回は、
西遠の中堅である4年生のホームルーム展を振り返りましょう。
4年生で一番最初に本格的に動き始めたクラスは4年菊組でした。
夏休み入りの学級通信には、「ホームルーム展に向けてどういう夏休みを過ごせばよいのか」の特集。
生徒たちも夏休みの間に貼り絵を仕上げるなど、準備段階で対象の3学年を一歩リードしました。
4菊の頑張りが、ホームルーム展全体を活気づけたと言っても過言ではないでしょう。
そして、4年月組も、夏休みから製作物の材料集めを精力的に頑張り、8月終わりの土曜日課では早くも作業が進んでいました。
アクティブな月組の陽気な取り組みも、また、他クラスを大いに刺激しました。
こうして、各クラスが切磋琢磨してでき上がったホームルーム展。
4クラスを振り返りましょう。
4年菊組「鯨」

カメラに収まりきらない大きさのシロナガスクジラが、教室を占拠!
迫力ある展示物でした。
そして、格調高い貼り絵がこちら↓

ダイナミックな貼り絵は、1年生の時の張り絵コンクールで培った土台あればこそですね。
鯨の生物学的な点を調べるだけでなく、鯨の解体の仕方やその行方、鯨料理も調べ、
そして捕鯨の是非をクラス皆で話し合った菊組。
社会問題にも果敢に挑んだ姿勢は大変素晴らしいものでした。
4年藤組「給食」

給食のアンケートが突然回ってきたのは8月末。
ここから藤組の怒涛の準備が始まりましたね。
当日の教室も、変化に富んだ空間になっていました。
世界の給食が紹介されたり、給食の歴史をクイズ形式で説明したり。
アレルギー食の紹介も、給食の今を伝えていました。
また、このお鍋と中身↓も、なかなかの出来でした!

ランドセルまで持参して、小学校の教室を再現する演出も、微笑ましかったです。
4年月組「こちら4月公園前派出所」

警察をテーマにし、取調室の机の上にはカツ丼まで用意した月組のこだわり!
パトカーも「公約」どおり試乗できるようになっていました!

クイズに答えると階級が上がる、というシステムで、お客様を楽しく案内した月組。
取材に伺った中央警察の方々も、当日見学にいらしてくださった、
そういう「つながり」がまたうれしい収穫でした。
そして、4年雪組「翼竜」

ジュラシックパーク風の緑の部屋で話を聞き、
ピンクの「どこでもドア」(?)を開けると、
そこは博物館!
そんな教室の展開が斬新で、
みごとチャレンジ賞を受賞しました。
天井から吊り下げられた翼竜を見上げる、という展示も興味深かったです。

詳しい説明を聞きながら、「恐竜」と十把一絡げにしていた自分を反省しました!
チャレンジ賞受賞、おめでとう!
来年は集大成となる学年です。
今年のレベルの高さが、来年学校全体を牽引するであろうこと、
大いに期待できる4年ホームルーム展でした。