中学バレー部 西部バレーボール選手権3位

4月26日27日5月10日11日の4日間で令和7年度西部バレーボール選手権大会が引佐南部中学校会場を中心に実施されました。

本校チームは、1回戦から順調に勝ち上がり、準決勝では引佐南部中学校と対戦しました。昨年度から幾度となく激戦を繰り広げ、共に切磋琢磨してきた良きライバル校です。

1セット目、2セット目共に両チームのエースを中心にアタッカー陣が打ち合います。強打レシーブ、フェイント処理、つなぎの2段トス、通過点のブロック、特色あるサーブ、落下点でのサーブカット等々お互いに練習してきた基礎をやり続けます。ぎりぎりの攻防が続き両チーム共に1セットずつ落としてフルセットに入ります。

3セット目は、本校チームのリードで試合終盤を迎えます。しかし、ミスが続いて追いつかれ試合はデュースに入ります。

そして、ここからが長かった。2点差をつけるまで試合は終わりません。お互いにワンプレーに集中します。エースが意地の強打、レシーバーのコース読み、通過点のブロック、声の連携、ベンチの全力応援等々コートもベンチも応援団も自分の仕事に最大集中です。取られたら取り返すというシーソーゲームで意地の張り合いが続きます。

先に試合を終えた隣のコートでは、他校生徒と保護者が多数陣取り特等席で試合観戦をしています。ワンプレーごとに大歓声が上がり会場中が2校の意地の張り合いに熱中しています。

そして、永遠に続くと思われた両校のプライドを掛けたがっぷり四つの戦いに終止符が打たれます。最後は相手エースがサイドから強烈なスパイクを叩き込み32-34で引佐南部中に軍配が上がります。両者の激闘を讃えて会場中が大きな拍手に包まれます。

とても悔しい敗北です。相手よりミスが多かった。それに尽きると思います。しかし、この負けが本校チームをもっと強くしてくれます。夏のタフな戦いを乗り越える大きなエネルギーになるでしょう。

3位決定戦では高身長の選手が揃った光が丘中学校と対戦します。高い打点からのコース打ちとフェイントが武器でかなり苦しめられました。それでもサーブと粘り強いディフェンスで何とか逃げ切り2-0で3位入賞することが出来ました。

最終日は、苦しい試合が続きましたが、夏に向けて良い経験を積むことが出来たと思います。

今大会も保護者の皆様を中心に熱い応援を頂きました。本当にありがとうございます。

今月末に東部地区で県選手権大会が行われます。引き続き熱い応援を宜しくお願い致します。

帰り際に部員全員から日頃の感謝の気持ちを込めて母親にカーネーションのプレゼント「お母さん、いつもありがとう」

文責 中村智広