高校生徒会より令和7年度慰霊式実施の報告とお礼

高校生徒会会長、新村彩乃です。本日令和7年度慰霊式を無事、執り行うことができました。昨日の準備から当日の様子をここに報告するとともに、近日中にご協力いただきました皆様のお名前を西遠公式ホームページに記し、 戦後80年という節目の年の慰霊式をこのように盛大に行えましたことのお礼とさせていただきます。
皆様から受け継いだ「愛の灯」は私たちが必ず後世に伝え、守っていきます。 本当に多くのお力添えをありがとうございました。心より感謝申し上げます。

令和7年度 舞台装飾(当日完成版)

今年度の装飾は、中央にある「愛の灯」像と式典中に歌う「愛の灯」の歌詞を私たちなりに解釈し表現したものです。私たちが「とこしへに平和の園を護り」、「散りゆきし29の御霊」に歌声を捧げ続けていくためには、戦争の歴史と記憶を受け継ぎ、次へと伝えていかねばなりません。銀に光るトーチは、受け継ぎ、つなげていく役割を担う「私たち」を。そして、赤い炎と金のハートは「平和を希求する思いで世界をてらす愛の灯」を。そして、トーチを支える手は「私たちに戦争の歴史や平和の大切さを伝え、支えてくださる方たち」を表現しました。卒業生の方々や地域の方々からお寄せいただきました白の折り鶴で手と文字を表現しています。

献花:プランター34個+花筒6個分の切り花に加え、花束6つ、アレンジメント1つと本当に多くのお花が集まりました。(生徒が持参したものも含む)

生花準備の様子

献鶴:生徒一人1日2羽(金色・銀色・赤)
    卒業生および近隣の方々(白)

舞台装飾準備の様子

最後に慰霊式内で中高生徒会長が行った「平和宣言」を掲載いたします。

一つ、動員学徒として亡くなられた29名の先輩方と1名の引率教員の御霊を悼み、殉難学徒慰霊式を今後も継承していきます。
一つ、当たり前ではない平和なひと時に感謝し、かけがえのない毎日を大切に生活します 。
一つ、過去を忘れることなく、学びとし、より良い時代を築いていく一員となります。
一つ、日本だけでなく、世界情勢にも視野を広げ、グローバルシチズンシップを身につけます。
一つ、世界平和の到来を信じ、争いを世界から根絶していく意志をしっかり言葉と行動にできる人として、私たち浜松の若い力が小さな努力を続けていきます。

令和7年5月13日
     高校生徒会長 新村彩乃    中学生徒会長 北山莉瑚

令和7年度 殉難学徒慰霊式 折り鶴・献花御礼(学園公式サイト記事リンク)

文責:新村彩乃・村松和美