歴史と伝統

3月3日の創立記念日には、たくさんのご来賓の方々をお迎えして、第110回創立記念式を行うことができました。
式の中で、創立60周年の記念号の「友情」にあった当時の生徒会長さんの言葉を紹介させていただきました。
「学園は、私たちを育ててくれる。
けれども、この学園を育てるのは私たちである。」

この力強い言葉に出会った時、創立60周年の頃の生徒だった皆さんの心意気を感じました。
学園を育てるのは私たち生徒だ、という気概を、110周年を迎えた生徒たちにもぜひ抱いてほしいと思いました。
同時に、生徒だけでなく、我々教員もまた、この気概を持たねばならないと強く思いました。
なぜなら、岡本富郎先生の「学園の歴史と伝統」には、こうあるからです。

「学園の歴史と伝統は作られたものでなく教師と生徒との不断の日常生活の中に生まれ育まれた行動の記録である」

今、この言葉は図書館1階外の通路に掲げられています。
私が生徒だった頃には、レストハウスの1階にあったと記憶しています。
中学生の私は初めて見る「不断」という言葉に引き付けられたのを覚えています。
そして、言葉は難しいけれども、自分たち生徒が歴史と伝統を作るんだあと感じたことも記憶にあるのです。
教師と生徒が織りなす日々の行動の記録が、西遠の歴史となり伝統となっていくことに、私は新鮮な感動を覚えました。
壁に刻まれた「学園の歴史と伝統」の文、生徒の皆さんにも一度立ち止まって声に出して読んでもらえたなら嬉しいです。
そして、今学園に通う生徒たちが、自分たちの力で西遠の110年目の歴史と伝統を作るのだという覚悟を持ってくれたら、西遠はどんどん素敵な学園になっていくだろうな、と思っています。

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さて、今日は、昨日の卒業式の代休日でした。
午後、買い物に出かけましたら、西遠の生徒や卒業生に会うこと、会うこと。
みんな考えることは同じなのかな?笑
進んで挨拶してくれると嬉しいものです。
懐かしい方にも会うことができました。
私の大学時代のバイト先の店長さんで、西遠の先輩です。
「大庭ちゃん」と呼んでもらえてうれしかったし、
お仕事されている姿が昔と一緒で、凛とされていて、楚々としてしなやかで・・・とっても素敵でした。
西遠には素敵な先輩がたくさんいますね。
花粉症に苦しみながらも、春の息吹は嬉しいものです。
我が家の春は、この花から。

なぜか、花の下が短いチューリップです。
今日まで学年閉鎖だった2、3年生の皆さん、もう元気になりましたか?
明日は全学年が揃う…、あ、6年生はもう卒業したのでした…。
5学年が明日元気に再会できますように。
PS 明日の夜は、ゴスペルの最終練習です!!