実りの秋

午後、100周年記念グラウンドでは、中学生が体育の授業中。
走り高跳びの準備運動に余念がありません。

100周年記念グラウンドの東側には、卒業記念樹が植えられている一角があります。
春には、カイドウや源平桃などが咲き、花にあふれる一角ですが、
秋のこの季節には、実を結ぶ木もあるのです。

平成19年度の卒業記念樹「ヒメリンゴ」。
8月の終わりには、硬い黄緑色だった実が、赤く色づいていました。
西日に赤い色が映えます。
南館と講堂の間の木製ベンチに何やら黄色いボールのようなものが…。
テニス部のボールがなんでこんなところに…?と思って近づくと、

それは黄色い木瓜の実だったのです。
木瓜(ぼけ)の実がなって地面に落ちたのを、誰かが拾ってベンチにそっと置いてくれたでしょう。
まるで、あまんきみこさんの「白いぼうし」に出てくる、タクシー運転手の松井さんの夏ミカンみたい。
こちらも秋の日を浴びて、輝いていました。
N先生曰く「木瓜の実って、おいしいんですかねえ?」
私も食用とは考えず、「食べられないでしょ~」なんて会話をしたのですが、
失礼致しました! 
調べたら、木瓜の実は、ジャムやお酒になっていました!
無知でお恥ずかしや…。知るは一時の恥ということでお見逃しください!
実と言えば、マユミの実も、いよいよ色づいています。

いつ、はぜるのかな?
そして、数日前から、ハナミズキにシジュウカラがいっぱい来ているなあと思ったら、
この数日でハナミズキの赤い実はひとつ残らずシジュウカラさんに食べられていました。
写真は、ハナミズキの葉っぱの方にピントが合ってしまいました(笑)。

後方の黒いネクタイをつけた鳥さんがシジュウカラです。
ツイーツイーッとさえずります。
実りの秋。
木々は実をつけ、鳥はそれをついばむ。
良い季節です。