一冊のファイル

昨日の「歳末大掃除」、
生徒会とは別に、それぞれの場所を掃除していた委員会もありました。
ここ友情編集室も、大掃除の真っ最中でした。

椅子を全部外に出して、机の掃除はもちろん、「友情」バックナンバーや写真・ネガ・原稿・資料を整理しているようです。
ちょうど前を通りかかった時、編集委員が部屋から私を呼び止め、一冊の古ぼけたB5ファイルを差し出してくれました。
タイトルもないそのファイルを開くと、
それは、100周年を前に西遠の教員を務めた先輩先生方にお願いして書いていただいたアンケートではありませんか。
10年ちょっと前のアンケートです。
私にとっては、恩師であり、先輩教員でもあり、懐かしい筆跡のオンパレードでした。
「お勤めになられたのは何年ごろですか?」
「その頃の西遠はどんな学校でしたか?」
「クラス担任として忘れられない思い出は?」
「西遠の建物で思い出深い建物は?」
…そんな質問に対して、大先輩の先生方が丹念にお答えくださっているのです。
アンケートの回答欄が狭いので、紙を余分に貼り足して丁寧にお答えくださった先生もいらっしゃいました。
中には、今はもう故人となられた先生もいらっしゃいます。
新美先生、市川茂明先生、山口先生、源馬先生、高橋先生・・・。
その字体やインクの色に、思い出が次々と甦ってきました。
一旦は、
「大事なファイルだから、重要って書いて大事に保管しておいてね」
と編集委員に言い、ファイルを返したのですが、
やっぱり読みたい!と思い、
再び編集室に戻って、
「やっぱり貸して!冬休みに読みます!」
と、ファイルを借りました。
暮れの家事はいろいろありますが、
思わず手を止めて読みふけりたい、
宝物のような一冊のファイルなのです。
そこには、きっと今の西遠にとって大事な提言もあるはず。
ここで編集委員が見つけてくれたのも、
大事な信号だったんじゃないかと思います。
お一人お一人の先生方のお声に、静かに耳を傾けたいと思います。