夏休みの「小さな白板(ホワイトボード)」は、図書館開館日に、図書館入り口に掲げております。第29週は、8月2日(土)高校オープンスクールで図書館を見学してくださる皆さんをお迎えするウェルカムボードになりました。
8月2日(土)
海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり
寺山修司

海を見たことのない少女のために一生懸命両手おうぃろげて海の大きさを知らせようとする、不器用で必死な少年の姿が目に浮かびます。初めて西遠を訪れてくださる方も多いこの日は、寺山修司さんの有名な短歌を書きました。この短歌は、「はじめて出会う短歌100」に収められています。
「はじめて出会う短歌100」(短歌研究社)は、ちばさと先生こと千葉聡さんの編集、佐藤りえさんの絵で、春夏秋冬や、恋愛、家族、平和、友情などをテーマにした奈良時代から令和までの和歌と短歌が100首紹介された本です。中学生の皆さんには、親しみやすく読みやすい本だと思いますので、オススメです。(2020年夏、当ブログでコロナ禍での読書記録として紹介しました。)
夏休み、心豊かなひとときを、この本でぜひ味わってください。