令和元年度を終えて

令和元年度の終業式と、中学の卒業式にあたる「中学修了式」が本日行われました。
2月下旬からの新型コロナウィルス感染防止の措置で、本当にこの日を全校で迎えられるのか日々心配していましたが、約10日間の休校を挟み、再登校の16日からもほとんどの生徒が元気に過ごすことができ、無事、本日を迎えられました。
お子さんの健康管理に細心の注意を払ってくださったご家族の皆様にも心から感謝いたします。
午前中の終業式は、1・2・4・5年が参列しました。
最初に離任式が行われ、英語科の非常勤講師の新村先生と、日本史の非常勤講師金原先生が、退職にあたってご挨拶をしてくださいました。

壇上から後輩たちに西遠魂を吹き込んでくださった新村先生、
出会いのすばらしさを語ってくださった金原先生、
今日は来られませんでしたが、国語科の加茂先生、
長い間のご指導本当にありがとうございました。
コロナの影響で、フィンランドからのRC交換学生サトゥさんが早期帰国することになり、今日は急遽、サトゥさんに在学証の授与を行いました。

サトゥさんは21日の飛行機でフィンランドに帰ります。
予定よりも短い留学期間になってしまいましたが、サトゥさん、西遠に来てくれてありがとう。
日本での日々をどうぞ忘れないで、これからもフィンランドと日本の懸け橋になってくださいね。
舞台では、引き続き、2月中旬からの部活や個人の大会報告、そして、年度末恒例の表彰を行いました。
学力進歩の賞、英語検定や漢字検定の優秀者、読書賞、皆勤賞、体力テストの優秀者を紹介しました。
今年度も各方面で頑張った生徒たちを紹介することができました。
友だちの頑張りという良い刺激が、どんどん皆に伝わっていきますように。
終業式の訓話では、今年度スタート時に話したことを振り返りました。
不寛容や意地悪な心はいけないということ、
学習の環境を大いに利用して学力をつけようということ、
挨拶が良い学園だと言われるようにしようということ。
1年たった今、一人一人が、果たして、環境を生かし、学力を伸ばし、心を育てたのか。
静かに振り返ってもらいました。
そのうえで、春休みに、来年度の目標をしっかり立ててほしいとお話しました。
4月、新入生が学園に仲間入りした時に、目標をしっかり持った先輩として輝いていてほしいと思います。
午後に行われた「中学修了式」は、ご来賓や在校生の参列を取りやめ、座席にゆとりをつくり、換気などにも配慮した形で行われました。
平日にもかかわらずご参列くださいましたご家族の皆様、ありがとうございました。
修了証書授与

義務教育の過程を終えた中学3年生たちは、とても凛々しい姿でした。
この学年は、優しさや思いやりに満ち、行事や様々なプログラムに対してとても前向きでチャレンジ精神旺盛な生徒たちでした。
そこには、友達の存在が大きかったのだと、昨夜いただいた「中学校課程修了記念文集」を読んで分かりました。
代表で作文を読んだ二人も、HR展や部活動への取り組みで自身が成長したことを紹介しながら、そこには友達・仲間の存在があったことに触れていました。

そんな3年生たちだからこそ、「友情の歌」の合唱は、力強く講堂に響きました。

在校生と共に歌うことはできませんでしたが、1学年だけでこんなに立派に歌い切った学年を私は誇らしく思います。
きっと、歌詞をかみしめ、3年間の友との思い出を脳裏に甦らせながら歌ったのでしょう。
美しい歌声でした。
義務教育を終えて、4月からは高校生としてスタートを切る3年生たち。
前途を心から祝福します。
改めまして、「中学修了おめでとう!」
令和元年度が終わりました。
今年度の学園教育活動に多大なご理解とご協力をくださいました皆様に、厚く御礼申し上げます。