学校が始まりました

夏休みを終えて、今日から学校再開です。
朝、正門では、たくさんの笑顔に出会いました。
いつもより早めに登校してくる生徒が多かったな、という印象。
ナイスパスの更新手続きのためかな、
それとも友達に会いたくて早起きできたのでしょうか。
中には、新聞を持参する生徒もいましたので、「新聞どうしたの?」と聞くと、「新聞袋、まだ作ってなーい!」との返事。
西遠では、新聞を袋にしてゴミ袋として使っています。
長期休みには、必ず「袋を〇枚作る」が宿題になるんですよね。
さて、全校生徒が講堂に集い、最初は夏休みの大会の報告から。
壇上にずらりと並んだ生徒たち。オオバ、完全に隠れております。


中学バレー部、高校バレー部、陸上競技部、弓道部、中学バスケット部、高校バスケット部、中学テニス部、ギターマンドリン部、ダンス部、そして作文と書道で優秀な成績を収めた生徒たちが、賞状や盾、トロフィー、優勝カップを持って報告してくれました。
講堂の演台は大きいのですが、机上はトロフィーやカップでいっぱいになりました。
次のセレモニーは、交換留学生の紹介です。
このたび、ロータリークラブの交換留学生として、フランスからジャナさんが西遠生の仲間入りをしました。

ジャナさん、英語でスピーチをしてくれました。
これから一年間西遠で過ごします。
高校1年月組がジャナさんのクラスです。
たくさん日本語を覚えて、日本に親しんでくださいね。
生徒のみなさんも、ぜひジャナさんに話しかけてください。
講堂では、このあと「授業はじめの式」が行われました。
今日、壇上で私が話したのは大きく4つです。
☆部活動や個人の活躍には、それを支えるたくさんの人がいます。そこまでの道のりを築いた先輩の存在があるからこその賞状やトロフィーなのです。そして、そういう先輩や保護者の方々などたくさんの人が我がことのように応援してくれているのだと、今回感じる機会がたくさんありました。後輩もまた、先輩の健闘を心から祈っているのがわかりました。だから、自分は孤独なのではなく、支えてくれる人の存在を感じ、部活動やお稽古事、そして受験勉強などに自信を持って臨んでください。
☆この8月に鳴った3回のサイレンをどこでどう聞きましたか?8月6日、9日、15日…、西遠の生徒は平和の意味を噛みしめることのできる生徒たちです。9日の長崎原爆の日には、活水高校からの中継もあって、平和に取り組む若い世代がこうして頑張っていること、高校2年生はそんな活水高校の生徒の方々と長崎で交流が持てることを嬉しく思いました。北朝鮮のミサイル発射という不穏な出来事もありましたが、私は、スーパープレゼンテーションでサキーナ・ヤクービさんという女性を知り、彼女がアフガニスタンでの女子教育に取り組んでいることに深い感動を覚えました。女性は平和のために勇気をもって歩むことができるのだと強く思いました。戦うのではなく、教育をというヤクービさんの考え方を覚えておいてください。
☆これから学園祭に向けて、皆さんもどんどん盛り上がっていくでしょう。しかし、社会の中では、周りの方々の存在を忘れてはいけません。「傍若無人」の振る舞いをしないように、心掛けてください。
☆私自身「戦争の体験を聞き書きし、生徒に伝えていく」という活動が新聞に紹介されたことで、新たに戦争体験者の方々に出会うことができました。浜松には、平和を望み、自らの戦争体験を若い世代に語っていこうという人がたくさんおられることに感銘を受けました。自分自身もしっかりとその活動に取り組んでいきたいと決意を新たにしました。
式が終わって、しばらくしてから、何人かの生徒が、「先生、私も、戦争体験者の卒業生の方に出会って、お話が聞けました」「9日はちょうど病院実習に行っていました」などなど話しかけてくれました。講堂の壇上から語ったことは、「集会記録」という形でしか反響を得ることができないのが常ですが、今日は自分から話しに来てくれた生徒が何人もいて、嬉しく思いました。
さあ、夏休みを終えて、明日からは授業も始まります。実力テストももうすぐです。
様々なことに勇気とやる気を持って挑む、西遠生たちに幸あれ!
今日は、卒業生もたくさん遊びに来てくれました。
69回(今春卒業)のメンバーたち。

67回卒の2名はバレー部OG。「今から、バレー部の練習を見に行きます!」

ハツラツとした卒業生は、後輩にとっても輝いて見えることでしょう。
…そろそろアプオンスタジオに行ってまいります。19時からFM Haro!生放送です…。