女性の生き方を考える

先週の土曜日に行われた「女性の生き方を考える弁論大会」。
毎年、国際ソロプチミスト浜松の皆様のご後援をいただいて開催しています。
この弁論大会は長い歴史を持ちます。
中学1年生に入学してから、高校2年生までの5年間、「女性の生き方を考える」という大きな目標を持って、それぞれの学年に割り当てられたテーマを探究し、全員が作文にまとめます。
そして、クラス予選を行い、たくさんの女性の生き方や友の主張に触れる機会を持ちます。
12月の弁論大会には、各学年の代表者が講堂の舞台に立ち、堂々と弁論を行います。
客席の生徒たちも、友人や上級生の弁論を聴いて、自分の考えを深めます。
高校3年生になると、自らが書いた5年分の作文を振り返り、「女性の生き方」について自分がいかに考えを深めたかをたどることで、未来への基盤を堅固なものにします。
今年の弁論大会は、3時間目が高校、4時間目が中学と、それぞれの学年代表が弁論をしました。
ソロプチミストの会員の皆様にもご臨席いただき、生徒たちの弁論をお聴きいただきました。
中学生

高校生

弁論発表後、代表者たちは、国際ソロプチミスト浜松の会長 岩井様より、記念の盾をいただきました。

身近な女性の生き方を紹介する中学1年生から、
女性を取り巻く社会問題について論じる高校2年生まで、
今年も「女性の生き方」を多角的に学ぶことができる時間でした。
ソロプチミストの皆様からも、
「今年の皆さんも素晴らしかったです」
「私学ならでは、中高一貫校ならではの、素晴らしいプログラムですね」
とおほめの言葉をいただきました。
女性を取材し、職場で働く体験をし、本を読み、新聞を読んで、深く調べる…。
もちろん、そこから得られる答えは一つではありません。
同じ本を読んでも、同じ職場での体験をしても、
感じること、考えることは一人一人違います。
だから、自分の作文をまとめるだけでなく、クラス予選や本番の弁論大会で新たに学ぶのです。
そうやって、生徒は「知る」ことから始まります。
中学1年生は、上級生の弁論を聞いて、自分が来年・再来年どういうことをするのか、どういうことを学ぶのかなあ、と考えたことでしょう。
中高一貫という6年間の中で学び育っていく生徒たち。
「人として、女性として、いかに生きるか」という大きな問いを、
生徒たちはこうして一人一人悩み、考え、成長していきます。