作法を学ぶ

昨夜は、中学2年藤組が生活会館に一泊しました。
午前・午後に1つずつ研究授業があって、放課後はすぐに入寮式、そしてお作法の時間を迎えた2藤の生徒たち。
学習室では、お茶と和菓子のすすめ方・いただき方を神妙に教わっていました。
教科の授業の時とは違った表情の生徒たちが、そこにはいました。
作法指導の金原先生から、お盆や茶卓の正面と持ち方、お盆の上でお茶とお菓子をどう配置するかなどを教わった生徒たちは、最初に空(から)のお湯呑(ゆのみ)とお菓子皿で練習。


指導生(今回は高校1年生が担当)が脇に立って、手の位置、お盆の位置、お辞儀の仕方やお茶の出し方を丁寧に指導してくれます。
さあ、今度は本番。
お茶が注がれたお湯呑は意外と重く、緊張も手伝って、苦戦する生徒たちです。

お茶は右側、お菓子は左側にお出しします。

入寮主任の影山先生に見守られながら、指導生にお茶を出す2年生たち。

指導生から教わったものを、確実に受け継いでいきたいですね。
夕食、学習、入浴、夜の集いと、夜の指導も続きます。
生活会館の上には、8日目のお月様がぼんやりと輝いていました。



一夜明けて、退寮式では、自分たちの入寮の成果と課題、そして夏休みのイングリッシュサマーキャンプへの決意などが述べられました。
指導生からは、「ぜひいつか指導生になってください」との言葉も。
先輩から作法の所作と心を受け継ぎ、実践し、次に伝える、という大きな流れが、生活会館の日々の中で大切に育まれています。