生徒会選挙に見えた希望

今日は、中学生徒会・高校生徒会共に、来年のかじ取りを担う会長・副会長を決める投票日。選挙に先立ち、講堂で「信条発表会」が行われました。

3時間目が中学、4時間目が高校の信条発表会です。中学の信条発表会では、現中1から副会長候補者が、現中2から会長候補者が、クラスの推薦を受けて「私の信条」を発表します。客席には、中1から中3が座り、候補者の信条を真剣に聞いていました。高校は、中3から副会長候補者が、高1から会長候補者が、自らの意志で立候補します。推薦する友人の熱弁を受けて、立候補した二人が会場の中3から高2の3学年に向けて信条を発表しました。司会は、選挙管理委員が務めます。

候補者の弁論は、どれもとても建設的で、しかも西遠を良くしていきたいという思いにあふれていました。今年の生徒会活動を受けて、その良さも課題も分析し、新年度の学園づくりを担いたいという思いは、客席にストレートに届いたことでしょう。質疑応答で、会場から寄せられた質問も、真摯なものばかりでした。

進行役の選挙管理委員の二人は、客席からの質問をしっかりメモして、応答の際には候補者に向けて復唱します。混乱もなく進行させる二人(中学も高校も)を見ながら、司会も年々うまくなっているなあといつも感心します。

質問に答える候補者も、自分の言葉を持っているなと思いました。やりたいことがある、そして、それを表現できる力があるって、素晴らしいと思います。講堂で聴いた候補者たちの信条、そして質疑応答の内容などは、どれもキラキラ光るものでした。中学の場合、落選してしまう候補者もいます。でも、どれもとてもいい信条でしたし、その人柄が新年度の生徒会活動に不可欠だと誰もが思ったのではないでしょうか。私には、来年度の西遠の生徒会活動がとても希望に満ちているように思われました。

今日の投票結果で来年度の中高の正副会長が決まると、会長は、執行部長の指名という大きな仕事に入ります。来年度の新たな活動を担うメンバーがだんだんと決まっていき、年度末の生徒総会の中でそのメンバーの承認が行われます。生徒の皆さんには、一人一人が生徒会会員としての自覚と責任をもって、この新年度への時期を過ごし、全員が「生徒会活動を作り上げる主人公」になってほしいと心から思っています。