小さな白板 第39週

小さな白板(ホワイトボード)も39週に達しました。今週はオンライン授業となり、登校する生徒がいませんでしたので、39週の後半は、図書館入り口ではなく校長室からブログでお邪魔致しました。ブログ登場分は重複しますが、今週のラインナップとしてどうぞご覧ください。

1月24日(月) 
楽しいと楽(らく)は違う、楽しい事がしたいんだったら楽はしちゃダメ、楽しようと思ったら楽しい事は諦めなきゃ                     甲本ヒロト

甲本ヒロトさんはミュージシャン。「楽しい」と「楽」の違いについてこう語っていたという話を聞いて、興味深かったので、白板にも登場してもらいました。テストが始まり、「楽しくないこと」「困難なこと」を突き付けられた状態の生徒の皆さんに贈る言葉です。

1月25日(火)
どんなに困難でくじけそうでも/信じることさ 必ず最後に愛は勝つ   
                     KAN「愛は勝つ」より 作詞:KAN

火曜日は、テストの真っ最中の生徒の皆さんに捧げる「愛は勝つ」! この曲は私自身、子供を保育園に送迎していたころの応援歌でした。白板の写真には、校長室の住人ウルトラマンタロウにもご登場願いました。

1月26日(水)
10000回だめで かっこわるくても/10001回目は 何か 変わるかもしれない
                DREAMS COME TRUE「何度でも」より 作詞:吉田美和

テスト最終日も応援歌です!ドリカムの「何度でも」は、本当にパワーをもらえる曲ですね。東日本大震災のあとにも、この曲は人々を勇気づけました。10001回目の奇跡を信じて挑み続ける気持ちを奮い立たせ、背中を押してくれます。(が、自分で歌おうとすると、うまく歌えない…。)

1月27日(木)
春来れば花自ずから咲くように/秋来れば葉は自ずから散るように/しあわせになるために 誰もが生まれてきたんだよ/悲しみの花の後からは 喜びの実が実るように 
                   さだまさし「いのちの理由」より 作詞:さだまさし

この日から、西遠はオンライン授業。友達に会えない日々が始まりましたが、おうちで口ずさんでくれたら嬉しいなと思い、歌シリーズを続けました。さだまさしさん、その曲作りにも歌声にも、そして巧みなおしゃべりにも幅広いファンを持つ方です。

1月28日(金)
トイレには それはそれはキレイな/女神様がいるんやで/だから毎日 キレイにしたら 女神様みたいに/べっぴんさんになれるんやで   植村花菜「トイレの神様」より  作詞:植村花菜

この歌が流行し、植村さんが紅白歌合戦にも登場したのは、2010年。もう10年以上前なのですね。今はKa-Naに改名して活躍されているそうです。「トイレの神様」を聞くと、心があたたまります。この歌のおばあちゃんのいる昭和の世界に戻りたくなってしまうオオバです。

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【おまけ】このところ、学校のノートパソコンの起動時の写真がフランスのモン・サン・ミッシェルなので、旅情をかき立てられております。萩原朔太郎はその昔「ふらんすへ行きたしと思へども/ふらんすはあまりに遠し」と歌いましたが、コロナウイルスの影響で、飛行機の飛び交う21世紀に、フランスは再び「あまりに遠し」の距離感になってしまったようです。

私がフランスを旅したのは2011年の12月。クリスマス直後でした。かねてから私の「行きたい場所」は1位がガラパゴス諸島、2位がモン・サン・ミッシェルでありまして、長年の願いが叶って2位の地を訪れたのが2011年冬だったのです。フランス留学中の娘に宿をとってもらい、「母子で旅するモン・サン・ミッシェル1泊2日の旅」に臨みました。奇跡的に良い天気に恵まれ、ホテルからのんびり歩いてモン・サン・ミッシェルへ。名物のオムレツもおいしくいただき、お城か要塞かと思われる規模の寺院と門前町を、時間も気にせずゆっくりと散策することができました。ガイド役の娘の存在が何より頼もしかった旅行でした。

ノートパソコンの背景画に心惹かれ、久しぶりにフランス旅行のアルバムを開いて、10年前の余韻に浸ったオオバでした。