フタバアオイの株分け&苗贈呈式

昨年6月、初めて「葵の会遠州」様よりフタバアオイの苗を譲り受け、ひと冬を越したフタバアオイがめでたく「株分け」を行えるようになりました。今日は、「葵の会遠州」の皆様がご来校くださり、まずフタバアオイの花壇から成長したフタバアオイの株分け作業を行い、次いで静思堂前にて今年の新たな苗の贈呈式が行われました。

みなさんは、フタバアオイがどうして遠州地方で育てられているかご存じですか? 日本最古のお祭りと言われる京都の「葵祭」で使われるフタバアオイは、自生するものが激減しているため、葵の御門の徳川家ともゆかりの深い遠州地方の各所で、フタバアオイを育てるプロジェクトが行われているのです。西遠も昨年6月に参加し、中高生徒会と自然科学部が協力して、恐る恐る苗を育てたのでした。

12時、「葵の会遠州」の皆様がお越しくださり、まず、用務員の佐藤さんと共に、花壇のフタバアオイの株分け作業をしました。

プランター3つ分のフタバアオイの株分けが完了しました。これらの苗は、会の皆様が5月6日に京都に運び、京都でさらに1年育てられて、来年2024年の葵祭で使用されることになっています。浜松から京都へ、来年の葵祭に出るため、フタバアオイたちは壮大な旅に出るのですね。

さあ、次は新たな苗の贈呈式です。西遠では、今年もフタバアオイを育てます。150もの苗を会の顧問の眞木様より贈呈していただきました。受け取るのは、中学生徒会長、高校生徒会長、自然科学部部長の3名です。執行部や部員、そして昨年の生徒会メンバーも大集合です。 

今年は、今までの花壇にプラスして、静思堂前のモミジの木の下にも、新たな花壇を作りましたので、早速、代表3人がモミジの木の下の花壇に苗を植えました。3人とも、緊張しつつ、慎重に作業をしています。

そして、昨年から活躍している体育館東の花壇にも、新たな苗が植えられました。

静思堂前では、新聞社さんの取材も受けました。明日の朝刊に載るかな?

みんなで記念撮影です。

「葵の会遠州」の皆様 、本日はありがとうございました。西遠生たちが何とか育てた最初の苗たちを、どうぞ京都に連れて行ってあげてください。よろしくお願い致します。

そして、中高生徒会執行部の皆さん、自然科学部の皆さん。フタバアオイを育てる皆さんの、これからの結束と協力体制に大いに期待しています。