2つの生徒総会

土曜日の今日は、中2・3年の親子PTAや、高校1年の「職業を識る」など、さまざまなプログラムがありました。
その中で、まず、今日は、後期のスタートに不可欠な「生徒総会」を取り上げましょう。
今日は、1時間目が中学生徒総会2時間目が高校生徒総会でした。
後期は、総会に先立ち、「役員認証式」が行われます。
後期役員の読み上げと代表者への任命書授与があるのです。
そして、任命ほやほやの執行部が登壇し、生徒総会が始まる、という段取りです。
中学生徒総会は、A4プリントに各執行の基本方針が書かれており、会員は手元のプリントを見ながら、執行部の前期反省と後期方針案説明を聞きます。

これに対して高校生徒会は、前方のスクリーンに基本方針案を提示し、手元のパソコンを操作して話す形をとっています。

中学・高校ともに、会長・副会長・中央補佐の三役と、執行部長は1年の任期。
執行委員は学級選挙を経ていますので、前後期で交代があります。
前期の活動報告を聞きながら、たどった道のりを思い返します。
そして、ここからの後期方針案が説明されるわけですが、
今年の特徴は、中学生徒総会での会員からの質問の多さでした。


なかなか鋭い質問もあって、「今のは良い質問だな、執行部はどう答えるかな」とワクワクする場面もありました。
会員からの質問は、司会の2人がメモを取って聞き、順に読み上げて執行部長の応答を待ちます。

執行部長も、一つ一つの質問に誠実に答えます。

中学は質疑応答を経て、後期基本方針は起立での承認となりました。
高校の方は、話し合いの時間を持ったのですが、会員からの質問は一つも出ず、拍手での基本方針承認となりました。
質問も出ない、まっとうな方針だったということかな、ちょっと踏み込みたかったな、とはちらと思いましたが、
でも、まじめな参加姿勢は、講堂後方の席から感じられました。
方針承認の後は、生徒会長からの挨拶です。



中高の生徒会長は、それぞれ、これからの抱負と、会員への協力を依頼していました。
後期のスタートに際して、熱い決意を感じたスピーチでした。
中学生徒総会で副顧問の大杉先生がお話してくださいましたが、「生徒会は、学園生活をよりよくするための、生徒の自治活動」です。
一人一人が主役であってほしいし、縁の下の力持ちにもなってもらいたいです。
学園生活のレベルアップを目指して、他人事ではない、自分たちが考え、動くのだという意識を、後期の中高生徒会活動が見せてくれることを心から期待しています。
頑張れ、生徒会!