みどりのせんそうほうき

8月9日11時2分を忘れない…。今年で15回目となる「忘れないプロジェクト写真展」が、ナガサキピースミュージアムで11月5日まで行われました。昨年から西遠もこの「忘れないプロジェクト」に参加しています。

私も一枚応募しました。8月9日、眼科の待合室で長崎の鐘の音と共に黙祷する母の横顔をそうっと撮影したものです。NHK長崎のニュースが伝える「プロジェクトの写真展始まる」の映像の中に、その写真を発見した時は嬉しかったです。実は母に内緒で撮影し、内緒で応募したのですが、ニュースを見せながら訳を話すと、母も「それはよかった。嬉しい。」と喜んでくれました。

写真展の会期中、高校2年生と引率の先生方は九州研修で当地を訪れることができました。まどか先生は主催者の小川様にもお会いできたそうです。小川様から、写真を贈ってくれた人へ、ということで素敵なプレゼントをいただきました。それが「みどりのせんそうほうき」です。

「みどりのせんそうほうき」は、戦争反対の願いを込めて東京都の女性が発案したかわいらしいアクセサリーです。早速スマホにつけました。これからいつも「戦争放棄」のこの箒と一緒です。

高校2年生は、活水高校の平和学習部の皆さんとのワークショップも体験し、大いに刺激を受けたそうです。彼女たちもまた、長崎を訪ねる前よりも一回り成長して、平和を守り育てていくことについて深く真剣に考え始めたことでしょう。彼女たちの経験が、これからの西遠にとっても大きなプラスになることを願います。