西遠の魅力を考える ~集会記録より~

この週末、5月31日の高校講堂朝会に対して寄せられた感想(集会記録)を点検しました。コンセプトブックを読んで考えたことを発表してもらったこの日の講堂朝会、皆、自分が西遠を選んだ理由を振り返り、西遠に入って何を感じ、どんな成長があったのかを、心静かに振り返ったことがわかりました。集会記録からいくつかをご紹介します。

西遠ならではの貴重な体験

私は小学生のときに、西遠に行くか地元の公立中学校に行くかとても迷っていて、最終的に私立の西遠に決めました。さっそく西遠に入学してみると、昔から興味があった国際交流や作法指導、今まであまり関わったことがなく、大人に感じていた憧れの高校生の先輩と姉妹ぴあ活動で話してみたりと西遠出身の母から聞いた話以上に西遠ならではの貴重な経験が多いと感じました。また、少人数で不安な部分もありましたが、学年の団結力が強く、行事などの面では1人1人の良さを引き出すことができ、とても良い思い出も作ることができ、西遠を選んで良かったと感じました。特に国際交流のオーストラリア研修では、海外も初めてで、家族と離れ、慣れない環境の中不安なことばかりでしたが、オーストラリアの姉妹校にを訪問し、同年代の学生と交流したり、ホームステイをして、海外の家族と一緒に生活したりと、とても楽しく、貴重な体験だったと改めて感じました。高校生になっても国際交流はあるので苦手な英語を書けるだけではなく、話す聞くなどの実力も上達させ、交流を充実させていきたいです。(高校1年)

この感想は、オープンスクールで一部を紹介したものです。入学を迷ったこともあったけれど、入学してみて、いろいろなことに出会えたこと、そして、高校生になっての決意が綴られていて、読んでいる私がワクワクしてしまいました。

国際交流の経験で意識が変わった

私は、改めて西遠は国際交流が盛んな学校だなと感じました。自分も経験したイングリッシュサマーキャンプ、オーストラリア研修旅行や語学研修、毎年行われる国際カンファレンス、留学生の受け入れなど、この他にも様々な国際交流があります。中学1年生の頃は英語に苦手意識がありリーディングも苦手なのにスピーキングなんてもっとできない、と思っていましたが、イングリッシュサマーキャンプやオーストラリア研修旅行を通して英語に対しての苦手意識が前より少なくなり、たくさん話して積極性やコミュニケーション力を向上させることができました。また、英検の取得や留学生のバディにも挑むことができました。西遠に入学していなかったら英語は苦手意識を持ったままだったと思います。様々な英語に関する行事を経験して本当に良かったです。(高校2年)

リーダーシップを得られる

西遠では、女子しかいないということもあり、リーダーシップを得ることができます。自分も今までではリーダーなんかとか私なんかと奥手になって生活をしていました。でも6年生になって自分に自信がついたのか姉妹リーダーになれたり、HR委員に立候補したりすることができました。この経験は西遠を卒業した後も役に立って行くと思います。西遠では、勉強以外で、リーダーシップなどを学べるので色んな人に魅力を知ってもらいたいです。(高校3年)

西遠は個性や考えが出せるところ

私は小学校の頃、異性に対して緊張というか、プレッシャーを感じていました。そのため、いつか本で読んでいたような女子校に憧れを抱いていました。そんなときに郵便受けに西遠のチラシが入っており、この学校に通いたい!と強く思って親に頼んだのをよく覚えています。最初は女子校だからという理由だけでしたが、実際にオープンスクールに行ってみたら購買があったり、とても素敵な講堂があったり、芝生のグラウンドがあって、すぐに西遠の事を気に入りました。西遠に受かって、学校に通い始めてからもたくさんの良さを感じました。例えば入寮だったり、マナー講座、さまざまな行事などたくさんあります。その中で私は好きな西遠の良さは生徒の間の雰囲気です。女子校だからこそ、同世代の異性の目を気にせずのびのびと好きなことをできるのがとても良いところだと思います。普段の授業だったり、休み時間だったり行事なども同じ女子同士だからこそ遠慮せず自分の個性や考えなどを出せていると感じます。特にパフォーマンス大会の練習ではとてもこのようなことを感じました。私たちのクラスは毎年パフォに全力で取り組んでいるので今年も今までより練習量を増やして頑張っています。その中で責任者とそれ以外の人たちで度々意見の対立が起こるときがあります。責任者が求めるレベルと私たちができるパフォーマンスのギャップがあるのです。そのようなときは遠慮せず、きちんと責任者に現状がどうでこうしたいなどの意見をちゃんと言えること、これは西遠ならではの良さだと思います。(高校3年)

集会記録を読みながら、一人一人の歩みが着実な土台となって今があることを感じました。西遠に来てくれてありがとう!という出会いへの感謝と、そして、立派に成長したことを心から祝福したい気持ちでいっぱいになっています。