西遠学園祭2025 閉会式

昨日は、「速報」として、閉会式でのHR展の成績発表をお伝えしました。
改めて、10月6日の閉会式の様子をお伝えします。

結果発表の最初は、PTS会長さんによる「PTA会長賞」発表です。
PTA会長の多米田様より、「4年星組」の名前が呼ばれました。少人数の団結と、一人一人が間づで文具メーカーの社員さんのように巧みにプレゼンテーションをしたことが高く評価されました。
責任者二人の目が潤んでいました。

続いて、展示部部門長から、「外国人審査員賞」「をみなご賞」「HR展第3位」「第2位」「第1位」の順で、成績発表が行われました。
5年星組が三冠、2位に4年星組、そして3位には5年月組が入りました。
3クラスの責任者たちです。客席から「ありがとう」の声が次々飛びました。

最後に、実行委員長が学園祭全体を振り返ってお話をすることになっていました。ところが、実行委員長は発熱で無念の早退、本部の実行委員が彼女の言葉を代読しました。彼女の挨拶は、実行委員全員を讃えるところから始まりました。客席の実行委員にも起立してもらい、皆で慰労の拍手を送りました。

実行委員長は、いろいろ悩みながら駆け抜けた5月からの日々を回顧し、やってよかったと述べました。そして、高校1年生に対し、「来年へのバトン」を渡しました。代読とはいえ、全校生徒の心に響いたスピーチでした。本人の悔しさを想像し、こちらまで悔しくなります。しかし、委員長の思いは皆に届きました。委員長、本当にお疲れさまでした!

閉会式の後、15分の休憩をはさんで、「前期終業式」を行いました。
ここで、私はいつもHR展の講評を行っています。疲れ切った生徒たちですが、真剣に聞いてくれました。昨年度の課題だった「タスク管理」をいくつかのクラスがクリアできたと感じられること、中3・高1の試行錯誤にこそ将来への可能性があること、「提案」とは「自分事として考えること」がゴールではなく、そのもっと先を具体的に考える必要があること、そのために議論がとても大事であること…。100点満点のクラスなどありません。課題があるからこそ、伸びしろがあるのです。それは、まだHR展を経験していない中学1・2年生にも覚えておいてほしいところです。

終業式ですので、学園祭のことだけで終わるわけにはいきません。一週間の秋休みの間に、日本や世界がどう動くかをしっかり見定めなさいというお話もしました。ノーベル賞では、いきなり日本人の受賞があり、終業式から数時間後のニュースに私自身がびっくりしました。生徒の皆さんも「あ!」と思ってくれたでしょうか。

西遠は13日まで「秋休み」。14日からが「後期」スタートとなります。
秋休み中、台風の接近も報じられていますので、しっかり情報を判断し、安全に有意義に生活してほしいと思います。