「学園の『歌』の物語」と題して6月20日(土)に行った全校講堂朝会の感想を紹介しています。
生徒の人気第1位の歌は、入寮時に歌われる「灯を高く」でした。
この歌が好きな理由としてヘレン・ケラーの生き方について語った生徒、自分自身がこの歌の意味を考えるきっかけになった思い出を紹介した生徒、そして、ヘレン・ケラーを創作ダンスに仕上げた高校3年生のクラスパフォーマンスへの想いを語った生徒など、この歌には本当にたくさんの「物語」がありました。
「灯を高く」

ヘレン・ケラーの生き方に触れて
私が小学校の頃、放課後児童会に通っていました。児童会にはたくさんの漫画で書いてある伝記がたくさんありました。初めに手に取った本がヘレン・ケラーでした。そしてなにも知らなかった私は、初めて耳が聞こえなくて目も見えない人がいる、そうなると喋れないんだ。と初めはショックと驚きを感じ、自分はなにもなくてよかったと思いました。読み進めていくうちに、不便でも一生懸命努力をすれば乗り越えられるんだと思いました。そして、大人になったヘレン・ケラーがみんなに言った言葉があります。あなたのランプでみんなを照らしてほしい――西遠に入学して、「灯を高く」と重なりました。ちなみに私はそこから自分のお小遣いをためてその本を本屋さんを回りまくって買いました。(中学3年生)
私が特に好きな学園の歌は「灯を高く」です。私自身、入寮や作法が好きなのでそれに惹かれたのかなと思っています。また、私は小学生時代、伝記の漫画を読むのが好きでした。その中でも特に「ヘレン・ケラー」が好きだったので、入学して初めて「灯を高く」がヘレン・ケラーの言葉をもとにしてつくられた曲だと知り、嬉しく思ったのを覚えています。なので今年のパフォーマンス大会の6年星組の発表は特に心に残っています。聴力・視力そのどちらも失ってもなお、強く生きたヘレン・ケラーに女性として、人として尊敬の気持ちでいっぱいです。何も失っていない私はなぜもっと一生懸命生きていないのかといつも考えてしまいます。また、私は歌詞の中で「ゆくてを照す そのために」とういう部分がとても素敵だと感じています。この部分を聞くと人のために努力することの美しさ、大切さについて考えることが出来ます。これらのことから私は、自分のためだけでなく、周りの人のために、ヘレン・ケラーのように強くこれからの人生を歩んでいきたいと思います。(中学3年生)
数ある曲のなかで一番好きなのは「灯を高く」です。初めて歌ったのが入寮のときで、初めての入寮ということもあってよく覚えています。ヘレン・ケラーの言葉が歌詞になっていることを知りました。ヘレン・ケラーは昔読んだ女性の伝記絵本で知り、視覚と聴覚を失っているという困難で努力して克服し、社会で活躍する姿にとても感動しました。西遠が女子校ということで、社会で活躍した女性、ヘレン・ケラーは私たちが尊敬し、目指すべき人だと感じました。私も挫けそうなときは「灯を高く」を思い出して、ヘレン・ケラーのようにどんな困難でも努力できる強い女性になりたいと思いました。(高校1年生)
今回歌に込められた色々な人達の思いを知ることができ良かったと思います。私が特に好きな西遠の歌は「灯を高く」です。入寮のときに初めて聞いてなんて優しい曲なんだろうと胸を打たれました。私が初めて読んだ伝記はヘレン・ケラーでした。小学生の頃に出会い、何度も繰り返し読んだ大好きな人物です。初めて読んだ時どんな困難にも諦めることなく歩き続けるヘレン・ケラーにとても勇気づけられたことを覚えています。尊敬するヘレン・ケラーが残してくれた言葉が学園の歌になっていることをとても嬉しく思っています。これからも歌詞一つ一つを大切にして歌を歌い続けたいと思います。誰にでも優しく手を差し伸べられるような人になれるように行動していきたいです。(高校2年生)
入寮での成長
この歌は毎回入寮の時に歌います。最初はなぜ入寮の時に歌うのか意味を考えずに歌っていました。しかし、中学2年生の時の退寮式の時に、入寮の先生方や指導生の先輩への感謝の気持ちを次に繋げるという意味を込めて歌うということを知りました。作法を知らない私たちが、先生方や先輩の指導を受け成長することも、この歌と通じると感じました。先生方がランプの灯を持って照らして、私たちを導いてくれているのだと思います。これからは、いつも私たちを支えてくださる先生方に感謝をして、日々の学校生活を大切に過ごしていきたいです。これから歌うときは、歌詞の意味を考えて心を込めて歌うようにしようと思います。そして私自身が、後輩たちの道を照らすことができる先輩へと成長していきたいです。(高校2年生)
わたしがこの曲を好きになったきっかけは、中学生で入寮リーダーをやったときのことです。中学に入ってから人前に立つことを避けていましたが、当時の担任の先生がやってみないかと声をかけてくださりリーダーを務めました。そのときの入寮の先生が練習のときに緊張しているわたしにこの曲の魅力を語ってくださり、そこからこの灯を高くの良さに気づき毎回入寮のときには大事に歌うようにしています。わたしは西遠に入る前までヘレン・ケラーを知ってはいたけど、講堂朝会で校長先生がお話されていた教え子の方々と一緒でナイチンゲールとの区別がつかずにいました。「灯を高く」のおかげで知りたいと思う意欲が湧き、本などを読んで本当にすごい人なのだと知ることができました。この「灯を高く」という曲はヘレン・ケラーの良さ、そして人の心が学べると思うのでもっと多くの人に広まってほしいです。(高校3年生)


高校3年生のパフォーマンス「W・A・T・E・R ~絶望から希望へ~」を通じて

ヘレン・ケラーと聞いて思い出したのが先日のパフォーマンス大会での6年星組の発表です。私はあの発表を観てたったの数分でヘレンの人生を踊りで表現していて感動しました。衣装や構成の工夫はもちろん、ラストで「あ」という声を出したことが印象に残っています。(中学3年生)
特に印象に残ったのは、私が一番好きな「灯を高く」のお話です。この歌がヘレン・ケラーの言葉からできていること、そして今年のパフォーマンス大会で六星の先輩たちが、その言葉をもとにヘレン・ケラーが絶望の中から世界を拓いていく姿を素晴らしい創作ダンスに仕上げたというお話を聞き、感動を覚えました。冊子にもあった「創造とイノベーション」や「問題解決力」という言葉のように、ただ「灯を高く」を歌うだけでなく、そのメッセージを自分たちの体や表現でどうやってみんなに届けるかを本気で考えた先輩たちは、本当に格好いいなと思います。私もこれからの学園行事で、深いテーマに向き合い、仲間と協力して新しいものを生み出す挑戦をしてみたいと強く憧れました。(中学3年生)
入寮式で歌う「灯を高く」がヘレン・ケラーの言葉から生まれていたことや、それを今年のパフォーマンス大会で6年星組の先輩方がダンスとして表現していたことなど、過去から現在へと物語がずっと繋がっていることに感動しました。(高校1年生)
今回のパフォーマンス大会で、6年星組が披露した「W・A・T・E・R 〜絶望から希望へ〜」。ヘレン・ケラーの物語を表現したもので、見たときに衝撃を受けました。人物の生涯という深いテーマをみんなで共通の認識を持ってパフォーマンスを作り上げていくことの難しさが、高校生に上がってクラスでのパフォーマンス大会を経験した今はものすごくよくわかります。幼い頃に視力と聴力を失ったヘレン・ケラーの言葉をもとにして作られた「灯を高く」。私ももともとメロディーやハモリの部分がきれいで好きな曲でした。今回の講堂朝会でヘレン・ケラーの生涯とパフォーマンス大会について振り返った今は、歌詞に込められている気持ちがより強く伝わってきます。視力と聴力を失っている彼女が言う「あなたのランプの灯をかかげてください」という言葉には重みが感じられます。これからは「灯を高く」を歌うたび、あの素晴らしいパフォーマンスとヘレン・ケラーの姿を思い出すでしょう。これからの入寮や行事の中でより大切に歌っていきたいと思います。(高校1年生)
「灯を高く」がヘレンケラーの言葉からできていてそれが今年のパフォーマンス大会の私たちの学年の6星の創作ダンスに繋がってるって話は聞いていて鳥肌が立ちました。自分たちの代の頑張りがそんな風に歌の物語の一部として校長先生に紹介されたのもなんか嬉しかったです。(高校3年生)


「灯を高く」はヘレン・ケラーの言葉をもとにしてできた歌だということや、ヘレン・ケラーがどういう人なのかは知っていました。ですが、今回パフォーマンス大会でヘレン・ケラーをテーマにしたことで、三重苦で絶望の中過ごしていたヘレン・ケラーがWATERという言葉を知ってから世界が拓けていったということを知ることができ、それを責任者さんが中心になって素晴らしいダンスにしてくれて、クラスで一丸となってパフォーマンスできてとてもいい経験となりました。優勝には届かなかったけど母や先生方からたくさんお褒めの言葉をいただけて、とても嬉しかったし、一番心に残ったパフォーマンスになりました。(高校3年生)
私たち6年星組は、最後のダンスパフォーマンスで彼女の生涯を表現することに挑戦したため、お話を伺ってさらに思いが深まりました。人の一生、しかも彼女の「人生の苦しみと光」をダンスで伝えるのは簡単ではなく、クラス一丸となって試行錯誤を重ねる日々でした。その中で私たちの心の支えとなったのが、「灯を高く」に登場する言葉です。「自分のランプの灯を掲げ、恵まれない人の行く手を照らす」という強い願いは、苦難の中でも他者を思いやり、社会の光になろうとした彼女の生き方そのものだと感じました。私たちは、この言葉の温かさや力強さをダンスに込めようと練習を積み重ねました。苦しみから立ち上がり、希望の光を見出す姿を表現できれば、きっと観客の皆さんの心に伝わるものがあると信じていたからです。ヘレン・ケラーが示した「誰かのために灯を掲げる」という姿勢を、私たちは表現を通じて深く学びました。この経験を胸に、最後まで、互いに照らし合い、支え合える星組でありたいです。(高校3年生)

実は、今日、「よりよく生きる」ということを中学2年生と共に考える「道徳」の授業を行いました。そこでも、「灯を高く」への全校生徒の感想を紹介しました。私が感想を読み上げている間、中学2年生は、深くうなずきながら聞いてくれました。同じ歌を先輩たちがどう考えているのか、そこにどんな学びがあるのかについて、きっと中学2年生の心にも届いたと思います。

