広島に原爆が投下されて、81年が経ちました。今朝、原爆投下の8時15分には全国各地でサイレンが鳴ったことでしょう。西遠のすぐそばのサイレンはなぜだかとても小さな音で鳴ったそうです。校長室には全く聞こえませんでした。スマホで式典の中継を見ていましたので、8時15分に黙祷をささげることができましたが、サイレンが聞こえなかったことはとても悲しかったです。
私は広島を何度か訪ねたことがあります。
最初に行ったのは、小学6年生の時でした。原爆資料館の展示に衝撃を受けたことを覚えています。広島で受けた衝撃、そして平和を守らなくてはという思いは、その年の「話し方大会」での弁論につながりました。
娘が小学4年生の時に家族で旅行した時、新しくなった原爆資料館の展示の中で心に残ったのは、核実験を行った国に対して広島市が送ったたくさんの抗議文でした。広島から帰った後、核実験のニュースが流れるたび、怒りと虚しさを感じながら、子どもたちと「あの抗議文の掲示がまた増えたんだね」と話したものでした。
核実験はひところよりも減りましたが、逆に本当に核戦争が起きるのではないかと危惧される状況にいま世界はあります。ノーモア、ヒロシマ! 広島からの声を、世界中の人々、特に国のリーダーに聞いてもらいたいと心から思います。



広島市長の「平和宣言」には、若い世代へのメッセージがありました。西遠生にもぜひ読んでほしいです。
若い世代の皆さんに提案があります。価値観の異なる人々との国境を越えた交流を深めてください。そうすることで、嬉(うれ)しさや楽しさ、夢や希望を共有することができます。既に世界の多くの若者が、広島を始め様々な場で被爆の実相を学び、交流を深めています。皆さんも平和のために日常生活の中でできることを実践し、自らの思いを発信することで、その行動の輪を広げていってください。こうした取り組みは、お互いを認め合う平和文化を世界中に根付かせ、核兵器廃絶を国際社会の常識にすることにより、為政者が核抑止力に依存することを認めない環境づくりにつながります。
松井一実広島市長による「平和宣言」より
小学生代表の言葉には、「平和とは、誰かからあたえられるものでなく、世界中の人々で創り上げるものです。」とありました。昨年11月に就任した横田美香広島県知事は、「人類と核兵器は、共存できません。」と訴えました。心から共感します。唯一の被爆国であり、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を3大原則とした日本国憲法を持つ私たちこそ、平和を作るためにできることを積極的に訴え続けていくべきだと思います。
何年か前、「ひろしま」という一本の映画を見る機会を得ました。皆さんはご覧になりましたか?
女優の月丘夢路さんが事務所の反対を押し切って参加したというこの映画は、広島市民の参加を得て、原爆投下後の広島を非情なまでに深く描きました。視聴した感想を、2019年8月のブログに書いています。→こちらからお読みください。
今、この映画はオンラインで視聴することができます。無料だそうです。ぜひ見てほしい映画です。→こちらから見られます。

原爆について、私たちはもっともっと学ばなくてはいけないと思います。知ることを恐れてはいけません。
8月9日11:02、長崎の原爆投下の時刻にも、どうぞ皆様平和を祈って黙祷をお願いします。
「忘れないプロジェクト」への参加もぜひ…。

