20年

新しい週が始まりました。
6年生はセンター試験・自己採点を終え、
明日から家庭学習となります。
いよいよ、私大入試で全国各地へ行っての「闘い」が始まるわけです。
今、ちょうど家庭学習前のLHRが行われているところです。
今年はセンター試験、そして西遠の中学入試初日と重なりましたが、
1月17日は阪神淡路大震災の日でした。
あれから20年がたったのですね。
週末は関連番組が多くかったので、20年前のあの日のこと、そしてあの頃のことをいろいろ思い出しておりました。
生徒の皆さんはまだ生まれる前のこと。
私はまだ小さかった子供たちと同じ部屋で寝ていましたが、
最初の揺れで「ついに東海大地震が来た!」ととっさに思ったことを覚えています。
朝のうちはニュースでも全容はわからず、その後刻々と明らかにされていく神戸の惨状に言葉を失いました。
なぎ倒された高速道路、あちこちに黒煙が上がっている神戸市内、倒壊したビルディング…。
震災の半年前の夏、ダンスフェスティバルの時に立ち寄った三宮駅周辺も、変わり果てた姿でテレビ画面に映し出されたものでした。
たくさんの方々の命が奪われ、大地震の恐怖を味わいました。
また、ボランティアの大切さも、そのボランティア現場の混乱も、報道を通じて知りました。
週末のニュースの中で、
「この20年は『あっという間』だったとは言いたくない。とても長い20年でした」とおっしゃっていた女性がいました。
当時大学生だった弟さんを震災で亡くした方でした。
また、今朝は、震災から20年間、書家として震災と向き合ってきた方が紹介されていました。
駅に飾られた、その方の作品の素晴らしさに胸を打たれました。
東海地震が叫ばれ始めてからもう30年以上がたっています。
阪神淡路大震災も、そして東日本大震災も、私たちにたくさんの教訓を示しました。
それを無駄にすることなく、防災の意識を高め、自分の命を守り、皆の命を守れるようにしていかなくてはならないと思います。