音楽コンクールを終えて

今年の音楽コンクールも幕を閉じ、中学校の大きなイベントが終わりました。
審査員の先生方、ご指導も審査も、本当にありがとうございました。
ここ2週間ぐらい、歌声がそこかしこで聞こえる学園でした。
今日は、休憩時間、さっと生徒たちが飛び出して練習を開始する姿を見て、この光景が好きなんだーと思いました。

みんな同じ方向を見てる、同じ目標に向かってひたむきに歌ってる、その瞬間の尊さを感じられるからです。
クラスにとって、とても貴重な瞬間だったのではないでしょうか?
気づけば、あと一週間で今年度の登校も終わりです。
だからこそ、中学生にとって音楽コンクール(通称 音コン)は、一年の締めくくりとして、とても大きな意味を持つ行事だと思います。

賞に入ったクラス、努力が報われず泣いたクラス…。
コンクールが終わり、悲喜こもごもの放課後だったことでしょう。
私も、音コンの後、クラスに向かう時のことをいろいろ思い出すのですが、
優勝した時は、ルンルンして教室に向かうことができたけれど、
準優勝だった時、名前を呼ばれなかった時は、教室までの道のりがとてもつらかったのを覚えています。
担任として何と言ってあげたらいいのだろう?
生徒たちはどんな顔をして待っているんだろう?
泣いてる? 醒めてる?
一度、優勝候補だと言われたのに選外だった時のことは忘れもしません。
中学生徒会の顧問だった私は、すぐには講堂を出られず、片づけを済ませてから教室に向かいました。
生徒たちが泣き疲れただろう頃に、放送委員だったHさんと共に明るく励ますつもりでガラリと戸をあけて教室に入ったのに、生徒の顔を見た途端、私の涙腺が決壊…。
全員で号泣。
結局10分ぐらいみんなでひたすら泣きました。
・・・
10分後、誰からともなく「あー、泣いた泣いたー。頭いたーい!」と、〆の言葉。
泣き笑いの忙しい終礼をしました。
一緒に泣けたことが幸せでした。
♪七色の輪の中に はばたいて はばたいて…♪
思い出は歌と共にあるものです。
今日は担任の先生方も、いろんな思いを抱いて教室に向かい、クラスの皆と思いを共有したのだろうと思います。
このクラスでいられるあとわずかな時間を、担任の先生と共に、クラス全員が愛おしんでくれたら嬉しいです。
今日は、母親学級の皆様も、音楽コンクールで美声を披露してくださいました。
少数精鋭で、とても上品に、夢のある2曲を歌ってくださいました。

この日のために、何回も登校しての練習。
本当にお疲れ様でした!
今年度の母親学級は、14日に閉講式を迎えます。
今日も校長室はお客さんでにぎわいました。
卒業生その1

4年前の音楽コンクールの思い出を語りました。
4人の中には、あの時、舞台にいて、震災の揺れを経験した人もいます。
卒業生その2

ダンス部OG、自主公演への練習に余念がありません。
今度、練習を訪ねてみようかな?
本日をもって引退した友情編集委員の5年生たちも報告に来てくれました。

後輩からの寄せ書き、大切にね。
お疲れ様でした!
今日の鳥さん。

ハクセキレイが、本館前の駐車場をせわしなくチョコチョコしていました。
どことなくユーモラスな鳥さんです。