読書賞

3月の終業式の際に行われた「読書賞」の表彰。
「読書賞」とは、一年を通じて図書館の本をよく借り、たくさんの本に出会って、読書量豊富な人たち(または、図書館で本は借りなくても、記録ノートに何十冊も読書の記録が書かれている人)を表彰するもので、受賞者には、賞状と共に毎年一冊の本が贈られることになっています。
どの本を選ぶかは、いつも前校長の岡本肇先生が決めていらっしゃいましたが、今回初めて私が校長として本を選ぶことになりました。
肇先生は、絵本を中心に選んでいらっしゃいましたので、私も絵本の中から特にお気に入りの「旅の絵本」(安野光雅 作)をセレクト!
「旅の絵本」はシリーズなのですが、その中でどれにしようかな・・・と、司書の水谷先生と悩みに悩んで、
結果、
「旅の絵本 イギリス編」を平成26年度読書賞の賞品にしたのでした。
今日は、その読書賞を受賞した現6年月組のメンバーが、図書館に集まり、
オオバ、「受賞記念の撮影をしてください!」と頼まれました。
それでは、ということで、水谷先生と一緒に、記念撮影です!
はい、チーズ!
と言ったとたん、カメラの電池が切れてしまいました。
「ごめん、ごめん、しばし待て!3分で戻る!」と
換えのバッテリーをゲットすべく、図書館から校長室に駆け戻り、きっちり3分で(のつもり)図書館2階に戻ると、
みんなは「旅の絵本」を開いて、すでに盛り上がっていました。
そうなんです、この絵本は、いろんなエピソードが隠れているから、見てて飽きないのです。
と言うより、みんなで眺めているとどんどんエピソードが見つかるから楽しい本なのです。
「あ、これ、ネッシーだよね」
「うんうん、見つけたよ、私も」
「これ、『ベニスの商人』のワンシーンだよ」
「そうなんだ…」
「私、シェークスピア読んだから、この絵を見てすぐ分かった!」
というふうに、会話は盛り上がり…。
あ、ちゃんと記念写真撮りましたよ。
こちらが、証拠の1枚であります。 ↓

さあ、平成27年度にはどんなメンバーが読書賞にチャレンジしてくれるかな?
たくさんの生徒が読書に親しんでくれたら嬉しいです。
ところで、上の写真の撮影場所は、図書館2階のブラウジングルームです。
上靴を脱いで上がり、のんびりと絵本を読めるスペース。
ここがお気に入りの生徒も少なくありません。
絵本を集め始めたのは、もう20年ほど前になるでしょうか。
≪いつか母親になった時に、いい絵本を子供に読んであげられる母親になってほしい≫
そんな願いを持って、当時のHRの責任者だった乾初江先生と、水谷先生と3人で絵本のお店に「買い付け」に行きましたっけ。
月日が過ぎ、絵本は数をどんどん増やしました。
現在のブラウジングルームには、素敵な絵本がたくさん置かれています。
童心を取り戻したい時、
ちょっと疲れて一息つきたい時、
懐かしの1冊がこのブラウジングルームで生徒の皆さんを待っていますよ。
おまけ
私が子育て中に出会った絵本の中で、娘や息子にとって忘れられない本になったのは、
「こんとあき」「ふしぎなナイフ」「ゆうたくんちのいばり犬シリーズ」でした!
皆さんはどんな絵本がお気に入りですか?