本日の図書館 ~2016.06.30~

明日から7月。そろそろ、夏休みのことが頭をよぎる頃となってきましたが……生徒たちにはその前に越えなければならない「定期試験」という関所が待っています。来週月曜日~水曜日(7/4~6)の3日間です。
図書館の利用者も、ここ1週間ほどは「本を借りる」から、「勉強して帰る」にシフトしてきているようです。
その間も図書館では、夏休み特別貸し出しに向けて準備を行なっています。今年は、先日の「高校生のための文化講演会」の際に、寄贈された集英社文庫100冊も合わせて準備中です。
今年度の「夏休みの推薦図書」などの一覧 本は試験明けに棚に並びます。


寄贈された100冊の文庫本。図書委員も手伝いながら貸し出し準備中!

昨年度1年間に紹介・展示した図書館内の本をまとめた冊子。図書館にて配布中。夏休みの読書の参考になれば幸いです。

ここで、図書館に届いた本が棚に並ぶまでの流れを少しご紹介します。
図書館に本が届いたら、まずその本の内容を確認して、ラベルにつける番号を日本十進分類法(NDC)という規則に沿って決めます(本の内容が数字の組み合わせでわかります)。次に学校の帳簿に登録をし、ラベルに必要な番号が全て決まります。その後、検索ができるように、本のデータをコンピュータに入力します。
番号が決まったラベル

本の方は、学校名と略章の形の印を押し、学校のバーコード、ラベルを貼ります。
バーコード、ラベル、コーナーを区別する色つきのシールなどが貼られた状態の本。

そして透明カバーをかけて、棚に並べます。
全面糊がついた透明カバーと貼り終わった本。

本の装備をしていたところ、留学生のジュリーさんが図書館へ。彼女がこうして図書館で過ごす時間もあとわずかとなってしまいました。せっかくなので、写真をパチリ。昨日の全校お別れ会は緊張したとのこと。そしてちょっぴり泣いてしまったそうです。今日は夕方、浴衣を着るから帯結びの本を探しに来たということです。着物大好きで自分で着るんだと言っています。着物のこともとてもよく勉強していました。


そろそろ下校時刻も近づいてきました。図書館にいる生徒たちは3階で試験に向けて勉強中です。

文責 水谷直美