催し物へようこそ(その5)

 学園祭初日、10月7日(土)14:00から14:30に演奏するのは、ギター・マンドリン部です。題は「Brilliant」。休日の午前、練習中にお邪魔しました。

 おや、大きさが違う。実は左から、コントラバス、ギター、セロ、マンドラ、右二つがマンドリンです。大きい楽器が低音を担当します。これらの組み合わせで、美しい音色を織り上げます。
 指揮者が現れます。パート練習の音がスッと収まり、緊張感が生まれます。さすがに全国大会11年連続優秀賞の部活です。今日は「ディズニーメドレー」の合奏練習です。時々とまって、細かな確認です。「278小節の○○のパート、フラットがかかっていません。」こんな感じが80カ所くらい。大変です。


 指揮者の人は、「まずプロの演奏をCDで何回も聴き、楽器別、パート別に注意したい点をメモします。でもお手本そのままではダメなので、自分ならこうしたいと想像を膨らませ、それをどう言葉で伝えればいいのか考えます。他校のDVDも参考にします。納得してもらえるように伝えるのは難しいです。」と語ってくれました。
 「楽器はパートで何人かいて、相談できるけれど、指揮者は一人なので大変です。迷ったときは、先輩の指揮者に相談します。」とのこと。指揮者は2年に一回選ぶので、必ず2学年上の先輩になるそうです。「指示を先輩が納得してくれた時や、大会でいい演奏ができた時は嬉しいですね。」と笑顔が出ました。

 曲目は「ウィンザーの陽気な女房たち序曲」「美女と野獣」「ディズニーメドレー」「叙情組曲」です。他の楽器とはひと味違う、マンドリンならではの大胆な音をお楽しみください。

取材・撮影:実行委員   文責:三井 健一