大学模擬授業

先週末の公式ブログにも掲載されていましたが,金曜日に,高校1年生,2年生を対象として「大学模擬授業」を実施しました。今回は,理系の先生お二人,文系の先生お二人の,4人の先生方においでいただき,授業をしていただきました。「大学模擬授業」は,生徒が進路を考える上で,学問の多様さや奥深さに触れ,進路に対する視野を広げることを目的とした企画です。

静岡大学工学部の宮崎さおり先生。化学バイオ工学科の先生で,今回の模擬授業では,遺伝や遺伝子のことをお話していただきました。「女性のキャリア」の視点のお話も伺うことができました。

静岡大学情報学部の遠山紗矢香先生は,情報学という学問がどのような学問なのか,というところからお話しして下さいました。「情報学=理系分野」と考えていた生徒も多かったようですが,様々な分野に関わることに改めて驚かされていました。

金城学院大学人間科学部の増田公男先生は,「こども心理学ことはじめ」と題して講義をしてくださいました。「心理学」という学問分野での研究手法の多様さに驚いていた生徒がたくさんいました。また,あらためて「こどものこころ」に興味を持った生徒もいました。

名古屋商科大学の北村貴先生は,「ケースメソッド」の手法で,「英語とどう向き合うのか」という授業をしてくださいました。「英語を学ぶ」ことの意味や目的に対して,いろいろな「気づき」があったようです。「ケースメソッド」という授業の進め方を初めて体験して,とても楽しく授業が受けられました。
こうして,様々な学問分野でどのようなことが研究テーマになっているのか,どのような研究の手法があるのか,ということを知ることや,新しい授業の手法に触れることで,「大学での学び」に対して期待を膨らませ,進路に対する意識が高まっていくことを期待しています。
文責:米倉茂樹