講堂朝会の感想から その2

2月22日の講堂朝会の感想第2弾です。
前回、学校誌「友情」の裏側を知った中学生たちの感想を掲載しましたが、
今回は、「友情」を作ってきた生徒たち=友情編集委員の感想をご紹介しましょう。
学校の記録を書き残す仕事を担っている彼女たちは、どんなことを考え、どんなことを目指しながら編集作業に携わっていたのでしょう?
☆友情編集委員として活動していると、行事のたびに写真を撮って、記事を締め切りまでに書いて・・・と大変で、読んでいて楽しい記事を書こうといつも意識しているのは難しいなあと感じています。高校生になって、割り付けから考えることも増えたので大変です。昔の「友情」を見ると行事の記事だけでなく特集記事を組んだりしてボリュームがかなりあるので、それを毎号書いていた先輩方は本当にすごいと思います。また、私は「友情」の中で「編集後記」が一番好きなのですが、これまた昔の「友情」を読むと、先輩方のコメントがすごく面白いので、私もそれを目指しています。母も編集後記が大好きで、面白いのを書きなさいと圧をかけられています。あの3行の中で話をまとめるというのも文章力が求められるものだと思います。(高校1年生)
☆私は中学3年生から友情編集委員をしています。なった当時は、先生や先輩から言われたことだけをやり、毎週火曜日に昼の集まりにイヤイヤ行っていました。しかし、それから2年が経過して、今、高校2年生で副編集長の立場になり、もうそれも終わろうとしています。ついこの間任命されたと思ったらもう編集委員が終わってしまう時期になってしまいました。私は文章を書くのが苦手なので、先生にアドバイスをもらったり、いろいろな角度から写真を撮ったり・・・、それが一冊の本になり、先生や生徒の手に渡る。分けられた日は、SHRの時から、休み時間まで、ずっと読んでくれている子もいます。その光景を見ると、本当に大変だったけれど頑張ってよかったな、とか、自分の時間を割いて記事を書いたり写真を撮ったけれど、みんなのために時間を使うことができてよかったな、と思えることが多いです。そして毎回すごく幸せになります。今回、校長先生のお話の後、クラスメイトから「友情って大変なんだね」「お疲れさま」などたくさん温かい言葉をもらえて、またまた幸せな気持ちになりました。(高校2年生)

二人とも、「友情」の編集は「大変」だと語っていますが、その「大変」が「幸せ」に変わるのが、編集委員の醍醐味なのでしょう。
部活並みの忙しさ、常に頭をひねり、取材は足で書くという行動力も要求される、この友情編集ですが、
講堂朝会でも語ったように、たくさんの先輩たちがこの仕事をこなし、大きく成長して巣立ってゆきました。
そして、社会人になり、広報や編集、企画の仕事に携わっている卒業生もいます。
コミュニケーション力を大いに発揮している卒業生や、教育の現場で学級通信を出している卒業生もいます。
友情編集委員として、その名前を12冊(年4冊×3年間)に残している彼女たち。
西遠の歴史を記す責任をしっかりと果たしたからこその記録です。
そんな先輩の背中を追いながら、現在の友情編集委員が頑張っています。

2月、女性教育講演会の講師勝野美葉子さんに取材をした友情編集委員たち。
インタビューは緊張するけれど、こうして講師の方と直接お話ができる、とってもやりがいのある仕事なのです。
私が顧問として携わった5年(若い頃!)+10年(創立100周年を挟んで小野先生と長くコンビで務めました!)の間に出会った編集委員たち、みんな元気にしているでしょうか?
「友情大同窓会」なんてあったら素敵ですね!
取材のこぼれ話、編集後記の苦労話、原稿をボツにされた恨み節などなど、語り尽くせぬ会になりそうです。
さて、講堂朝会では、「友情」のことだけ話したわけではありません。
学園の像のお話もしました。
次回は、「像」についての感想をご紹介します。