4月2日に寄せて

一昨日3月31日のことです。

3月のカレンダーを4月へとめくりました。

校長室では、1月から3月のカレンダーが飾られていたのですが、結構お気に入りの1枚だったので、外す前にパチリと記念撮影。

私はWWFの会員です。

会報の真ん中ページにあったこの3か月カレンダー、ホッキョクグマがとても愛らしくて冊子から外して校長室に貼っていたのでした。

シロクマ君、3か月間私を癒してくれてありがとう。

家では、このカレンダーをめくりました。

レリアンというお洋服屋さんのカレンダーは、毎年セイ・ハシモトさんが描くパリの小景です。

今年の3月のカレンダーは、去年火事で崩れ落ちてしまったノートルダム大聖堂でした。

この絵を眺めるたびに、喪失感や郷愁を抱いていました。

昨年度、ノートルダムを歌った「雨に打たるるカテドラル」という長編の詩を高校生に紹介しました。

その詩の作者高村光太郎の命日が、今日4月2日です。

彫刻家であり、詩人、そして書家でもある高村光太郎は、 1956年(昭和31年)4月2日 に73歳で亡くなりました。

彼の命日は「連翹忌(れんぎょうき)」と言います。

連翹の花を好んだ光太郎のために、棺に添えられたのが黄色い連翹の花だったとのこと。

連翹の黄色は、彼の代表的な「レモン哀歌」の黄色にもつながるのかもしれません。

連翹忌に寄せて、学園の連翹の花を見に行ってきました。

西遠の連翹は、西日を浴びて、東館を見守るように咲いていました。

明日は、この西館で高校生活をスタートさせる新入生たちの「高校入学式」です。

暖かい春の陽射しの中、桜もだいぶ開花しました。

それは明日のお楽しみですね。

つつじの蕾もこんなに膨らんでいて、びっくりしました。

百花繚乱の季節が始まろうとしています。

明日の入学式、新高校1年生がみな元気にスタートを切れますように。

今夜は、久しぶりにお月様も出ていますよ。

半月だ!と思いましたが、半月は4月1日でした。(当初3日と書きましたが、オオバ、カレンダーを見間違えました!ごめんなさい。SNOOPYの月齢カレンダーがめくってなくてまだ3月でした…。)4月の満月は、8日、中学入学式の夜です。

【追記】連翹忌のことが、「高村光太郎連翹忌運営委員会のblog」に書かれています。毎年行われている集いが今年はコロナの影響で中止となり、ブログ筆者の方がお一人で光太郎のお墓参りをされたそうです。