夕方の珍客

昨日のことです。本館の窓を閉めようとした事務室の皆さんが何やら困惑しています。「どうしました?」と聞くと、指さされた窓には…

影絵のヤモリ! 開放した窓の2枚のガラスの間にヤモリさんがいるのでした。ヤモリを傷つけては…と、事務の皆さん、窓を閉められないでいたのです。

そこで、通りがかった伊藤先生も加わって、「ヤモリさん窓から離れてください作戦」決行。窓の表と裏に分かれて、重なったガラスの間から、ヤモリさんに出ていただくことにしましたが、なかなかうまくいきません。6年生のSさんもギャラリーに加わります。「殺しちゃったら、縁起悪いですよね~」と戸を動かす手も慎重に…。そうなんです。ヤモリを見ると、縁起がいいんですよね。お金を運んでくるとか、字のごとく家を守ってくれている(=家守)とか、言われます。自動車メーカーのアウディも四輪駆動システムのシンボルにヤモリマークを採用しているんですよね。

戸をちょっと動かすたびに、ちょろちょろと移動するヤモリさんに翻弄される人間たち。慎重に慎重を重ねまして、無事、ヤモリさんは窓枠から上に這い出してくれました。「ヤモリさん 窓から離れてください作戦」 成功です!

ヤモリさん、しっぽが生え変わったようで、色が違いますね。なかなかキュートなお顔です。

西遠夕方の珍客さんの巻でした。あれ?家を守るヤモリだから、珍客じゃなくて主の方かな?もしかして、私たち人間の方が珍客なのかもしれませんね。