全校朝礼で話したこと

今朝は全校朝礼がありました。
梅雨明けの強い陽射しのもと、記念グラウンドに全校生徒が集まり、
各部の大会報告に拍手を送りました。
そのあと、私から少しお話をさせてもらいました。
私が全校の生徒の皆さんに投げかけた質問は、
「あなたは、西遠のどんなこと・どんなところに誇りを持っていますか?」
でした。
問いかけに対して、すぐに隣の友達と「○○じゃない?」と小声で話し始めた生徒もいました。
それぞれ心に「誇りとなること(ところ)」が浮かんだことと思います。
そんな皆さんに、私はもう一つ質問を重ねました。
「そこにあなたはいますか?」

西遠の良さ・魅力はいろいろなところにあります。
108年の歴史、県西部では唯一の中高一貫の女子校であること、入寮、部活動、女性学、HR展、パフォーマンス大会、オーストラリア研修、姉妹活動、作法、礼儀正しさ、停止礼、生徒会活動、慰霊式、黄色いライン、自主規制、実行委員会、レストラン、図書館、木々の緑…etc.
どれも、たくさんの先輩たちが培ってきた歴史の上に存在する魅力や良さであり、だからこそ、そこに私たちは誇りを感じるのでしょう。
しかし、いくら長い歴史や伝統があっても、今在校する生徒の皆さんにそれを継承する気概や責任感がなければ、これらの魅力は幻になってしまいます。
私は、西遠の魅力の中に生徒全員がいてほしいと思います。
西遠独自の習慣やルールなのに、おざなりにしていることはありませんか?
西遠が誇るべきことなのに、自分は守っていないということはありませんか?
各自が胸に抱いた「誇り」の中に「自分自身」をちゃんと住み込ませてほしいのです。
108年の歴史と伝統を受け継ぐ誇りと自覚と責任感を持ってほしい、心からそう思っています。
暑い中での私の話でしたが、しっかり聞いてくれたことと信じています。
生徒の皆さんが、西遠生としての誇りを持って、これからの日々を過ごしてくれることを心から望んでいます。