学園祭の学びは続く

本日まで、朝、正門や西門に高校3年生が立って、何かを呼び掛けていたのをご存じですか?

送迎のご家族の皆様の中には「何の募金かな?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。実は、この活動、高校3年藤組の学園祭HR展を発展させた有志の活動なのです。

昨年のオンライン学園祭で、5年藤組は「犬と猫と私たち」をテーマに、ペットの殺処分や保護について考えました。そこで、「ペットたちと人間とが一緒に幸せになるために、私たちは何をすればいいのか、私たちにはなにができるのか」を訴えた生徒たち、学園祭が閉幕したのちに、その思いが有志によって次の行動へと動き出したのです。

「ムーンダストプロジェクト」という名で、2名が活動を始め、その第1弾として、ステッカーの販売を企画したのです。友人たちも加わって、1枚100円のステッカーを販売したい、と学校に企画書が提出されました。目的、ステッカーの制作コスト、販売方法、利益がどういう団体に分配されるのかなど、先生方の厳しい審査を受け、何度か企画書を書き直し、ようやく活動を実行に移すことができたのです。

「犬猫のために何かしたい」という人と愛護団体とを結びつける役目を果たしたいという信念を持ち、へこたれずに活動実施に向けて歩んだ高校3年生の熱意が、下級生や先生方にも伝わりました。今週4日間のステッカー販売に、多くの生徒や先生方が協力しています。今日は、学園長先生(連日ご協力くださいました)、事務長先生の姿もありました。

最終日の今日、私も正門の交通整理に立ちながら、賛同してくれる生徒や先生方がたくさんいることと、それを大喜びして心から「ありがとうございます!」と言っているメンバーたちを見ながら、幸せな気持ちになりました。

ステッカーの売れ行きは予想以上とのことです。動物愛護の思いがみんなに伝わって、犬猫の命を粗末にしない、より良い社会が実現するよう、彼女たちの挑戦は続きます。

先生方の中には、全種類集めた先生もいるとか。くじ引きのように中身が見えない状態で購入するので、なかなか揃えるのは大変なんです。私も一つ、スマホのカバーに貼ってみました。あとのはどこに貼ろうかな。

オンライン学園祭の閉会式で、学園祭実行委員長は、「学園祭の第1章は終わりましたが、ここからが第2章です。HR展の研究成果を名刺代わりにして、これから世界の人と繋がっていきましょう」と力強く述べました。その第2章の一つが、こうして一枚のステッカーという形に実を結びました。

西遠の学園祭の学びはこうして続き、広がり、深化していきます。今年の学園祭の準備も始まりました。新たなHR展第1章も同時並行となって、蓄積された様々な学びが次へ次へとつながっていきます。