イチョウの木も、ほうきに

今朝、学校に来て驚きました。いちょう広場で、あんなにたくさんの黄色い葉をたたえていたイチョウの木が、すっかり裸木になっていたのです。昼のお掃除の担当グループも、今日は週末分の落ち葉集めに奔走しつつも、この先の仕事が軽くなるな…と大樹を見上げて思ったことでしょう。多分授業納めの頃まで落ち葉掃きが大変だと思っていた予測が、今年はあっさり外れました。

裸になったイチョウの木を見て、やはりこの詩を思い出しました。

   冬が来た        高村光太郎
きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒(ほうき)になった   (「冬が来た」第1連)

昨日のブログ「小さな白板 第32集」では、この詩の第3連を一部ご紹介しましたが、今日は第1連です。イチョウの木が本当にほうきになってしまい、この詩の通りになりました。それにしても、こうして連日詩を思い浮かばせるってことは、つくづく光太郎は冬の詩人なのですね。

昨日、我が家ではスイセンが3輪花をつけていました。春の花もお目見えです。今朝はシジュウカラが我が家のアンテナでツーピーと鳴いてました。鳥の声を聴くと、元気の出るオオバです。そうそう、今夜から、ふたご座流星群が見られそうですね。星を見上げる時間も取りたいものです。

今週は15日に「理事長・校長講演会」(母親学級主催)もあります。保護者の皆様、ぜひお越しください。