7月最後の日に

夏休みが始まり、中学2年生が「職場体験」に出掛けています。
たった1日の体験ですが、企業・病院・こども園など様々な方々にご協力をいただいてこそ行うことのできるプログラムです。
ご協力くださる皆様に心より御礼申し上げます。
私自身も、いくつかの「職場」にお邪魔しております。
緊張でいつもよりかなり口数の少ない生徒たち。
意思表示はちゃんとできているかな、
自分からいろいろ動けているかな、
とついつい母のように心配してしまいます。
それぞれの「職場」の仕事の領域や働き方、社会への貢献の仕方、大切にされる個性や能力など、14歳の生徒にはきっと把握しきれないような大きなモノ、その片鱗を彼女たちはおぼろげながらも感じ取ってくるのだと思います。
直接ご指導くださる皆様には、本当にご迷惑ばかりお掛けしていると思いますが、こうして次世代を育ててくださることに感謝の気持ちでいっぱいです。
明日もまたお世話になる生徒がいます。
どうぞよろしくお願い致します。

7月も今日で終わりです。
あっという間の一ヶ月ではありましたが、
35度を超える猛暑が続き、
西日本を襲った豪雨や
いつもと正反対の進路をとった台風12号が
各地に大きな爪痕を残しました。
生命や人権をめぐるニュースに心痛めることも多くありました。
これから迎える8月がどんなひと月になるのか、未来は分かりません。
しかし、授業納めの式でお話したように、8月は平和について深く考える時であってほしいと思います。
8月6日、9日、15日のサイレンを聴く時、どういう思いで目を閉じるのか。
少なくとも、この3回のサイレンが鳴り響くことを忘れないでいてほしいし、
人の命や尊厳を奪う戦争について、一つでも多く学んでほしいと思います。
それはまた、人としていかに生きるかという大きな問いにも通じます。
自然の猛威や異常気象を目の当たりにして、自然とどう付き合っていくのか、人間はどう振る舞うべきなのかを考えることも大事だと思います。

今日、空の青、雲の白、そして田の緑がとてもきれいでした。
この風景の美しさを失ってはならない、と思います。
卒業生の大内和江さんの絵画展では、
牡丹や椿、コスモスなどの花の絵と静かに対峙させていただきました。
それらの絵の脇には、
「このいちずなるもの  精いっぱいのおごそかさ」
と書かれていました。
いちずに咲く花に、粛々とした命の営みを感じながら、大内さんは絵筆を進めていらっしゃるのでしょう。
大内さんの絵の花たちが、私に「咲くことの厳かさ」を教えてくれました。
「君見ずや 明日は散りなむ花だにも 力の限りひとときは咲く」の歌にも通じます。
小さな命の中にある、自然界という大きな存在を、私たちは見過ごしてはならない、と思いました。