終戦の日に

平成最後の終戦の日。
正午、家族で黙祷しました。
中野町では、サイレンよりも花火が上がる祭りのさなかの黙祷です。
8月に入って、太平洋戦争についての特集番組がいくつか放送されました。
小野文恵アナウンサーが祖父の足跡を辿った「“祖父”が見た戦場 ~ルソン島の戦い 20万人の最期~」、
戦災孤児たちの過酷な戦後を取材した「“駅の子”の闘い ~語り始めた戦争孤児~」
いずれもNHKスペシャルです。
戦地でも、終戦後の日本でも、たくさんの悲劇が起きていました。
フィリピンでの取材では、加害者としての日本を知ることになりました。
駅でしか生きる道がなかった孤児たちに、心ない言葉を浴びせ、ひどい仕打ちをしたのも、同じ日本人でした。
今夜は「ノモンハン事件」についてのNHKスペシャルを見て、重く悲しい気持ちを抱きました。
こうした負の歴史に、目をそむけてはいけないと心から思います。
また、Eテレで偶然見ることができた
「アメリカと被爆者 第2回 『赤い背中』が残したもの ~「NAGASAKI」の波紋」
という番組も、深く考えさせられる内容でした。
長崎の被爆者5人を取材し手本を発表した女性スーザンさんを追ったものでした。
西遠の高校2年生たちに毎年被爆体験をお話くださった和田耕一さんも、この5人の中のお一人です。
アメリカで原爆がどう教えられ、スーザンさんの本がどれだけアメリカ社会を驚かせたのか。
スーザンさんはどういう思いで、取材を続けたのか。
途中からしか見られなかったので、本日深夜の再放送を録画し、もう一度はじめから見たいと思っています。
 8月16日(木)[Eテレ]前0:00~前1:00(再)

西遠には、長崎にある被爆クスノキの子供の木が茂っています。
和田耕一さんからの、平和への思いのこもったプレゼントです。
戦争の体験者から、しっかりとお話を聞くこと、
それをきちんと記録すること、
次代へと伝えていくこと…、
テレビ番組の制作者にも、
スーザンさんのような研究者にも、
同じ信念を感じました。

殉難学徒慰霊式を長く続けている西遠女子学園もまた、
同じ姿勢を持っていたいと思います。
終戦の日に、その思いを新たにしました。