冬は嫌いだ、という人が多いですが、
私は夏より冬が好きです。
昨年12月に行なった全校講堂朝会の後に生徒から提出された集会記録の中に、こんな文章を見つけました。
12月になり、寒さ本番の季節になってきました。
朝ごはんで食べるお味噌汁は、とてもあたたかくておいしいな、とか
帰り道、駅のホームで電車を待っている時、夕焼けが綺麗で、思わず見とれてしまったり、
体育の移動が寒くて凍りそうになるけど、バスケットボールをしていたら、楽しくなって、気づいたらとても身体がポカポカしていたり、
冬は、一つ一つの小さなことが、幸せだなと思える素敵な季節です。

この文章の筆者の感受性に感動しました。
彼女は12月生まれだそうです。
私も2月生まれなので、寒い季節に愛着があるのかもしれませんが、
彼女のように10代で夕焼けの美しさに気づいていただろうか?
お味噌汁の温かさにホッとしていただろうか?
と考えると、自分は感受性もへったくれもない、つまらない高校生だったなあと思います。
でも、今、冬の星座の見事さに、時間を忘れて見入ってしまったり、
朝焼けの美しさに見とれてしまったり、
いつも書くように冬の富士山の見事さに感動したり、
恥ずかしながら、「10代の頃より私、成長したじゃん!」と思ってます。
冬の素敵さを教えてくれた生徒に感謝!
皆さんも、そういう目で今の季節を見つめてみませんか?
明日の朝、暖かいお味噌汁に感動する、そんな小さなことが素敵で幸せなんですね。