先生の研究が冊子に

昨年春に西遠に赴任した氏原先生が、一冊の冊子を届けてくれました。
広島大学総合博物館が発行した「広島大学総合博物館研究報告 第10号 別刷」。

論文のタイトルは、
「19世紀初頭の東広島市西条盆地南部,柏原における新田開発初期の進捗過程 -「国郡志御用書上帳 賀茂郡柏原 ひかへ」の分析ー」
9名の皆さんで書かれた論文で、表紙には、もちろん氏原先生のお名前もあります。
氏原先生は、大学院2年の時、年間を通してこの研究に参加し、古文書を読み、東広島市の溜池をたくさん調査したのだそうです。
調査と研究の日々が一冊の本となって、氏原先生も感慨深いものがあるでしょう。
中心となって研究を進められた熊原先生の口癖を教えてもらいました。
「歴史と地理はつながっている」
だそうです。
良い言葉だなあ、と(門外漢ですが)思いました。
社会科を暗記科目だと思っている生徒もいますが、知的好奇心をもって周囲を見た時、歴史は単なる過去の遺物ではなく、地理と大きくかかわって現在を作っていることが分かるのだと思います。
氏原先生に聞いたところ、東広島市には溜池が多く、その中のいくつかは昨年夏の西日本豪雨の時に決壊してしまったそうです。
そういう時、昔の文献は多くのことを今の私たちに語ってくれるのでしょう。
今とつながっている過去を、研究者の方々が調査し、明らかにしています。
大学で何を学ぶのか、
大学院に行くとはどういうことか、
学問とはどういうものか、
氏原先生とお話していて、生徒の皆さんにも大学や学問についてもその本質に触れる内容もしっかり話していかなくてはいけないと思いました。
氏原先生、お疲れさまでした!