難民支援の話

12月になって、我が家に一通の手紙が届きました。
差出人は、『タンザニア ブルンジ難民支援の会』です。
私は、この支援の会にささやかですが募金を送ったりしています。
この会の代表は横田弘行さんといって、
知り合った頃には清水の教会の牧師さんでした。
どうして私が横田さんを知ったか、
それはその年のクラスのみんなのおかげです。
その年、私は3年月組の担任として、まだまだ反抗期真っ盛りだった生徒たちとの日々を紡いでいました。
1999年のことです。
秋の学園祭HR展のクラステーマが「難民」に決まったのは、6月の終わりのことでした。
ちょうどUNHCRや緒方貞子さんが脚光を浴び始めた頃のことで、テーマはタイムリーではありましたが、中3で扱うにはあまりにも大きなテーマでもあり、何をどこから調べるか、ほとんど手探りの中で夏の取材が始まりました。
国境なき医師団に電話をしてパネルを借りられるように話を進めたグループもありました。
難民の子どもたちを救うために何ができるか、ユニセフの活動を調べたところもありました。
県内で取材できる団体を探していたグループが、タンザニアの難民を支援している教会がある!と報告に来たのは、夏休みの最中だったように覚えています。
彼女たちは、清水まで鈍行で取材に出掛けて行きました。
清水の教会で、牧師の横田さんとその奥様にとても親切にしていただき、難民の現状を勉強することができました。
そして、横田さんご夫妻は、中学3年生たちの不器用ながら懸命の調査活動を応援してくださり、学園祭当日には清水からお二人で西遠にいらしてくださったのでした。
その年のHR展の活動費は、余ったら極力募金に回そうね、とクラス皆で決め、少額ではありましたが、クラスから横田さんご夫妻の元へ募金を送りました。
衣料品を送る活動もしました。
その縁あって、毎年お手紙をいただくようになりました。
今回のお手紙は、今年一年の活動報告・会計報告でした。
その活動報告の冒頭に、
アフガニスタンで銃撃を受けて亡くなられた中村哲医師の悲報に
「怒りを禁じ得ません」という一文がありました。
難民を支援する活動を長く続けていらっしゃる横田ご夫妻には、本当に悔しいニュースだったのだと思います。
そして、今、タンザニアへの支援も曲がり角に来ていることも報告されていました。
タンザニア政府が、衣類と石鹸の支援物資に対し20%の課税を科すという通告をしてきたのです。
この課税が続けば、良心的な奉仕団体が一斉に手を引いてしまい、困るのはタンザニア政府であろう、と横田さんは書いておられます。
良心が通じない国際情勢が、本当に悔しい限りです。
それでも、難民孤児への教育支援金は500万円に達しようとしていますし、記念切手や書き損じまたは未使用の年賀はがきもお役にたてるのだそうです。
私自身も、できる限り、このご縁を大切にしたいと考えています。
横田弘行様 登志子様のご健康を心から願いながら…。

ブルンジ難民支援の会
 〒439-0018 菊川市本所1200 日本ルーテル菊川教会内
 支援金は 郵便振り込みで
 00840-6-60215 ブルンジ難民支援の会 です。