授業納めを前に

クリスマスも近づき、はや先週末で冬休みに入った学校も少なくないと思いますが、西遠は今週も学校です!
クリスマスイブの明日が授業納めの式となり、大掃除をして、新年の準備をし、25日からが冬休みです。
授業納めの式では。11月後半からの各部活動の大会報告が行われます。
また、夏休みに書いた作文や感想文、標語や俳句などの賞状もたくさん学校に届いていますので、個人のこうした活躍も明日全校に紹介します。
部活動や個人の活躍をこうして全校に紹介できるのは、私にもとても嬉しいことです。
今日は静岡へ出張しておりました。
私学協会の理事会などに出席したのですが、理事会冒頭には、私学の読書感想文コンクールの上位入賞者への表彰式もありました。
今年の感想文コンクールでは、西遠生が大健闘し、
中学の部で3年生の斎藤さんが第1位にあたる私学協会長賞を、
高校の部では、2年生の植田さんが、第3位にあたる静岡新聞社・静岡放送賞を、それぞれ獲得。
私学の理事長先生・校長先生、そして保護者代表の集まった席で、賞状をいただきました。
背すじのピンと伸びた黄色いラインの二人、実に堂々としっかりしていました。
二人とも、おめでとう!
読書感想文は苦手、という人が多いかもしれませんが、
一冊の本から自分の考えが広がることってありませんか?
自分の住む世界との接点が見つかる本には、素直な、生き生きとした感想が書けるのではないでしょうか。
そのためには、自分も深く考えなくてはいけないし、日本語の表現も豊かにしていかないといけないし、何よりぴったりマッチする本と出会うことが大事ですね。
今まで担任としてたくさんの感想文を読みましたが、生徒と本のベストマッチをいくつも見てきました。
「赤毛のアン」にぴったりハマって躍動感あふれる感想文を書いたAさん、
優しい心根のIさんは山本周五郎の「さぶ」で花開きました。
斎藤さんも植田さんも、そして明日校内で表彰される皆さんも、それぞれに素敵な本との出会いがあり、
その本によって、自分としっかり向き合うことができ、自分の思いが原稿用紙の上に表現できたのでしょう。
読む→考える→書くという行為は、決して楽ではありません。
苦しむことも多々あります。
が、だからこそ、、打ち込む意義もあるのだと私は思うのです。
楽なものばかりでは、人は成長できませんから…。
明日の授業納めの式で、壇上に立つ級友や先輩後輩を見て、大いに刺激を受けてもらえたらいいな、と思います。