集会記録から感じた、これからの「生徒会活動」

4月13日の講堂朝会では、「踏み出す一歩」と題して、生徒会活動・生徒総会について話をし、さらに、挑戦することの大切さや、今年西遠が取り組む新たなプログラムのお話をしました。

全校生徒から届いた「集会記録」には、私の話への様々な感想が書かれていました。ようやく点検を終えましたので、これから少しずつ紹介します。

今日紹介するのは、「西遠のこれからの生徒会活動」について。生徒たちの発見や決意、実践は、間違いなくこれからの生徒会を成長させるぞ、と大きな期待を持たせてくれる感想ばかりです。

生徒総会の「質疑応答」について

  • 先生のお話の中ですごいなと思ったことがあります。生徒総会で、以前は手を挙げて自分の意見を伝える人はいなかったけれど、今はたくさん手が挙がると聞いて、皆しっかり相手に伝えようとしているんだなと思いました。そして、その話を聞いた1年の皆が、2時間目の生徒総会で手を挙げ、自分の意見を話していて、さっき聞いたことを実践していてすごいと思うのと共に、かっこいいと思いました。私は、今回手を挙げられなかったけれど、次はしっかり挙げて自分の意見をしっかり相手に伝えたいです。(中学1年)
  • 生徒総会は先生じゃなくて自分たちで作りあげていくもの、そういう言葉を聞いて今まで何も参加してこなかった自分がとても恥ずかしくなりました。その話を聞いたとき次の生徒総会はしっかり自分も意見をもって発言しよう、そういう気持ちになりました。次の時間自分の思ったことを口に出して言えました。意見を持っているだけでも生徒会に参加しているかもしれないけど、口に出して言ってみるととても気持ちよくなり、これからの生徒総会でも疑問に思ったことがあれば発言していきたいなと思いました。(中学2年)

中学の最上級生として

  • 生徒総会で友達が司会をし、私達は後ろに座ったことで、中学最上級生になったんだなと実感しました。1年生のときは、「3年生なんて大変に見えない」「ほとんど同じじゃん」など思っていましたが、生徒総会では、各執行部の方針案の説明を同級生がしていてて、今までとは違う風景を見ました。1・2年生のときは先輩が司会をしていて、何も思わなかったのですが、今年から中学最上級生になり中学の中心になるんだなと意識し始めました。私は、これから中学最上級生として、何でも責任感を持って生活していきたいと思いました。(中学3年)
  • 生徒会活動は、「おまかせ」や、「無関心」ではなく、自分事として生徒会活動に取り組まなければならないというお話を聞いて、今までの自分はどうだっただろうかと振り返ってみました。1年生のときに執行委員になりましたが、1年生だったので生徒会からのお知らせを、クラスのみんなに知らせるなどどいう役割しかありませんでした。生徒会活動をまだきちんと「自分ごと」として捉えることは、まだまだできていなかったととても反省しました。なのでこれからは、中学の最高学年になったということで生徒会活動にもどんどん参加して、中学校をもっとより良くしていきたいなと思いました。そのために、生徒会が主催するイベントには全力で取り組んで、みんなが楽しく参加できるようにして、生徒会が掲げる挨拶四か条を、きちんと意識して挨拶を活性化できるようにしたいです。また、週番コンテストも色々なクラスと切磋琢磨して、収集や募金なども取り組み貢献していきたいです。そして何より、今年は自主規制改正の年なので、この自主規制は西遠生としてふさわしいのか、どうすれば自主規制をもっとより良い物にできるのかなどを、真剣に考えて西遠生として規律を守り、校長先生のお話の中で出てきた「矜持」を大切にして、自主規制改正を一生懸命考えていきたいです。(中学3年)

高校生徒会「会員」として

  • 私は今回の講堂朝会をうけて、何事にも挑戦し、あるものをいろいろな角度、目線から見ていきたいと思いました。生徒総会への取り組み方を自分は関係ない、勝手に決めてよいなどと「お任せ」するのではなく自分の今後の学園生活に関わってくるのもなので、「自分ごと」として考えていくことをもう一度頭の中に入れて過ごしていきたいと思います。また、生徒会役員として頑張っている友達もいるので、その子の力になれるように私も協力できることは協力していきたいです。生徒総会で不思議に思ったところがあったときは自分から質問していきたいです。(高校1年)
  • 今年は自主規制改正の年ですが、やはり生徒会執行部だけが本当に西遠生としてふさわしいのかということを考えるのではなく、私たち一人ひとりが自主規制を自分ごととして考える必要があると思います。自主規制は、西遠生としてふさわしい姿であるために、生徒同士が互いに呼びかけて意識し合うものなので、安易に変えてしまうのではなく、生徒会会員みんなで考えよく話し合いをした上で、もっと学園生活がより良くなるようにしていけたら良いなと思います。西遠生としてのプライドを持って自分ごととして話し合いを行うということが不十分だった点が、去年の審議の反省点なので、今年はクラスでの話し合いなどのときには、積極的に参加して、考えていきたいです。(高校1年)
  • 5年生は4年生とは、また少し違っていてこの学校を引っ張っていかなくてはいけません。特に生徒会活動は5年生が主軸となって動いていくので同学年だけから頼られるのだはなくどの学年全てから信頼していけるような学年にしていきたいです。講堂朝会が終わった後の高校生徒会で私が1番印象に残っていることは、中央が説明していた活動の1つヘルプナプキンについてでした。活動の説明を聞いてるととてもいい活動だと深く思ったと同時に、「借りる人はいてもしっかり返す人は少なくなりそう」と思いました。実際、質疑応答の時間になり、同じような質問が出て、執行部がなんて答えるかがすごく気になりました。そしたら「中学のときに行った解決策がうまくいったから」と実際にうまくいったことを高校も同じようにするという執行部からの回答があり、驚きました。これによって少しの不安もなくなり安心してこの活動を行えると思いました。質問されてそこまで多くの時間がない中で誰もが納得のいく答えが出せるのはほんとにすごいと感じました。他の質疑応答も聞いている私達に分かりやすい答えをしてくださったおかげで活動の目的と内容を詳しく知ることができました。新しい活動も加わって、どの活動も楽しく自分から進んで行っていきたいです。(高校2年)
  • 生徒会活動の話では、自分は生徒会の一員としてどのように貢献できるのか・活動していくべきなのか、について改めて考えました。中学生の頃は、自分が生徒会に属している、という自覚があまりなく、執行部の人たちの言う通りにしていれば良い、というイメージがありました。しかし昨年度、校則が大きく変わったことや、自主規制の継続審議期間となったことに伴って、生徒全員が、明確な意見や意思を持つことが今まで以上に求められました。なぜ、校則が変わったのか、なぜ、お団子やバッグの斜めがけは継続審議となったのか、なぜ、結果として継続審議は見送られたのか、など、私達は常に自分が通う学校の、集団のなかの一員としての考えをもち、その考えには責任感を持たなくてはなりません。選挙=単なる多数決、ではなく、最も重要なのは、「なぜそう考えるのか」であると思いました。とりあえず生徒会の活動に参加する・選挙に行ってみる、ではなく、自分がもつ、考えるという権利を思う存分利用して、なにか思うことがあるのであれば、意見箱を活用してみたり、勇気をもって執行部に質問したりすることが、私ができる正しい生徒会への参加の仕方だと思いました。(高校2年)

身近な「生徒会活動」をどう捉えるか、とても前向きな姿勢を集会記録からうかがい知ることができ、今年の生徒会活動がとても楽しみになりました。執行部は期待と責任を背負って大変だと思いますが、執行部だけで活動するのではなく、どうやって会員みんなを巻き込めるか検討・工夫して前進していってほしいと思います。「選んだ側」である生徒会会員の皆さんも、『自分事』として取り組んでくれることを大いに期待しています。
頑張れ、未来の主権者たち!