様々な女性から学ぶ ~高校講堂朝会感想 2~

11月9日の高校講堂朝会では「様々な女性の生き方を通して」をテーマに、アメリカ大統領選に挑んだ2人の女性と、国連で軍縮に取り組む中満泉さんを紹介しました。昨日の高校1年生の感想に続いて、今日は高校2年生の感想を紹介します。

来年から持つことができる選挙権について私は楽しみにしています。自分の意見はこの日本の中では本当に小さいものかもしれないですが、先生もおっしゃていた「意思表示ができる」ということにとても大きな意味があると思います。今投票率が下がってしまった日本では投票をしていないのに政治に不満を口にする人がいます。自分がそんな大人になりたくないということもありますが、昔の時代を考えたときに、選挙権が女性にはなかった。でも今は中には高校生もいる18歳以上の全員に選挙権があると思うと私はこのありがたみをみんなうけとり、最大限活用すべきではないかとおもいました。

女性が活躍できる社会にしてほしいという自分たちの意見を反映していくためには、やはり選挙に参加していくことが重要だと感じます。この前の選挙で、西遠の中では投票率が100パーセントであっても、全国的に見れば、調べてみたところ、有権者が1億532万523人いる中で、4641万8906人もの人が棄権したそうです。もちろんこの中には何らかの事情があった人もいると思いますが、投票もせず文句ばかりを言う人もいると思います。自分が成人になってやっと得られた重要な投票権を、私は絶対に無駄にしないように心がけたいと思います。

約1年後、私は選挙権を手にする立場になります。その時、「ただなんとなく」良さそうだなと思った人に投票するのと、政治の動き、社会の流れ、今日の社会問題を踏まえたうえでよく考えての投票では、その意味が大いに異なってくると思います。私はそのとき、後者の自分でありたいと心からそう思います。私は、選挙権を手にするその時、しっかりと情報を収集し、自分の考えを持って投票に臨みたいと思います。社会の動きや問題を理解し、自分の意見を持つことが、より良い未来を築くための第一歩です。私たち一人ひとりが意識を持ち、行動することで、社会を変える力を持っていることを忘れずに、選挙に臨みたいと思います。

選挙権を手にする日を心待ちにしている高校2年生が多かったです。権利を行使し、社会を変える力を持ちたいという思い、とても頼もしいですね。来年18歳を迎えた時に、彼女たちはどんなことを調べ、考え、同選挙に臨むのでしょう。とても楽しみです。

国連で活躍している中満泉さんの15歳の自分に向けた手紙の話を聞いて、一番印象に残ったのは、「学歴ではなく知を身に着けてほしい。」という言葉です。日本は今、学歴が重視されている社会のように感じます。ですがそのなかで、学歴のための勉強ではなく本当の知識や知恵を身につけるための勉強をするというのは社会で活躍できるのか、と疑問が湧きますが、誰からも奪われない知識を増やし、学歴のためだけに使わないようにしていきたいと思います。そして、自分が大人になったときに、この言葉を昔の自分に言うことのできないくらい本当の知識を増やしていきたいと思いました。
また、「周りと違うことを考えたりやろうとすることは決して恥ずべきことではない。」という言葉にも感動しました。周りと違うこととなると恥ずかしさが勝って行動に移すことができない気がします。そして、他の人が周りと違うことをしていると多分不思議だと言う目で見てしまいそうな気がします。この言葉を聞いて、自分がそういう考えであったことが少し恥ずかしくなりました。もちろん集団行動をしている中で1人違うことをしだすのは、この言葉の意味とは少し違ってくると思います。時と場合のことを考えて、しっかりと自分の意見を持ち、考えて行動に移したいと思いました。

「知を身につけること」「周りと違うことを考えたりやろうとすることは決して恥ずべきことではない」という中満さんの言葉は、「15歳の私へ」という形をとりながら、今を歩む10代の女子たちに熱いエールを送るものです。先輩からのエールが、生徒たちを輝かせますように。

西遠の紅葉をどうぞ。だんだん赤みが増してくる木々です。
明日は姉妹グループで臨むロング・ディスタンス・ウォーク。
高校3年生の感想はまた近いうちに掲載しますね!今回はどの学年の感想文も熱いです。